【脚の付け根を伸ばす】「よくつまずく」原因は長時間の座り姿勢?硬くなった腸腰筋を伸ばす簡単ポーズ
長時間、椅子に座わり続けることにより、股関節が詰まる。そして、ふとした時に立ち上がり、足を上げようとしても上がらずに、足の小指を椅子や机にぶつけて痛い思いをする……それは脚の付け根にある腸腰筋群が固くなっているサインかもしれません。そのままにしておくと、ちょっとした段差につま先を引っ掛けて転びやすくなったり、足元のものにつまずいたり、階段の上り下りが辛くなることがあります。運動苦手でも大丈夫!簡単なヨガポーズで腸腰筋群を伸ばしましょう。
長時間座りっぱなしが続くと腸腰筋が硬くなる
股関節の奥には「腸腰筋群」と呼ばれる筋肉の集まりがあります。別名「深腹筋」とも呼ばれ、上半身と下半身を繋いでいます。
デスクワークや長時間の座り姿勢を続けると、この筋肉群が固まり、足を上に上げる動作がしづらくなります。腸腰筋群は、骨盤の傾きを調整する役割も担っています。
ちょっとした足のつまづきだから大丈夫と思っていると、思わぬ怪我や、時にはそれが重篤な怪我につながることもあります。また、この状態を放置しておくと、骨盤が前傾に引っ張られることにより、前太ももが太くなる、腰がいたくなる、そして内蔵下垂でぽっこりお腹になってしまうなどの弊害が起こる可能性もあります。
運動が苦手でも大丈夫!簡単ヨガポーズで腸腰筋を伸ばそう
腸腰筋群をストレッチすることが大事なのはわかっても、運動をしたことがない、ヨガのポーズは難しそうと思われるかもしれません。まずはグラグラしない、安定感のある姿勢のポーズをとってみましょう。
手も足も床に付いた、四つ這いのポーズ。多くのアドバンスポーズの準備となる、乗馬のポーズ/騎士のポーズを練習していきましょう!
やり方
1)四つ這いになります
☆注意点
→膝を痛めないように、膝を内向きにしない(ニーインしない)
→踵の上に膝がくるように(足首を捻らないように)すねを垂直に床に立てる
2)片足を手の内側に来るようにセットします(手はカップハンズでOK)
☆注意点 左右の足幅は広く取って安定させましょう。
ポーズを深める時
前脚の付け根を後ろに引きます
後ろ脚の付け根を床に近づけます(内もも内側にまわす意識)→ピリピリとした痛みが出ないところまで
動画はこちら↓
AUTHOR
後藤江里
ヨガインストラクター・ヨガトレーナー。子育て中にひどいぎっくり腰とパニック障害を経験し「身体が辛いと心も辛い」ことを実感、39歳で心身を整える為にヨガを始め、その後指導者資格を取得。スタジオ対面、オンライン、パーソナル、出張ヨガでヨガを指導している。RYT-500、アナトミック骨盤ヨガ(R)、シニアヨガ、キッズヨガ等、資格多数。プライベートでは、18歳・16歳男子の母。
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