その肩こり【目の疲れ】が原因じゃない!? 椅子に座ったままできる「目と肩す〜っきりストレッチ」

 その肩こり【目の疲れ】が原因じゃない!? 椅子に座ったままできる「目と肩す〜っきりストレッチ」
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中村優希
中村優希
2023-06-01

パソコンのモニターやスマホの見過ぎで目が疲れ、その影響で肩こりがひどいという人。今回ご紹介する眼精疲労にも肩こり改善にも役立つほぐしヨガは、お仕事の合間などに座ったままできるので、手軽に行える内容となっています。

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意外と知らない!眼精疲労が原因で起こる肩こり

肩こりの大きな原因と言われているのが、「姿勢の悪さ」「運動不足」「ストレス」そして「眼精疲労」です。

視力の低下や加齢で目が見えにくくなると、目を物に近づけるため無意識に前傾姿勢になりがちです。それ以外にも、長時間のパソコン作業やスマートフォン使用で目を駆使していると、自然と頭が肩よりも前に出て肩が前に入り、猫背の姿勢になります。

人間の頭の重さは体重の1/10程度だと言われています。(体重が50キロの人は約5キロ)ボーリングの球くらいある頭の重さを首や肩が支えているわけですが、猫背姿勢になって頭が30度傾くと体にかかる頭の重さの体感は3倍以上に、60度傾けると6倍もの重さにもなり、首や肩周りの筋肉に相当な負担がかかります。首から肩の筋肉にかけて負担がかかることで血流が悪くなり、肩こりに繋がるのです。

首の後ろ側と眼精疲労に効くツボをほぐそう

首と頭の境目の深い位置には、「後頭下筋群」という小さな筋肉が集まっています。後頭下筋群は、首や頭が目の動きと連動して動くのを抑制する働きがあり、目を使い過ぎるとこれらの筋肉も働き過ぎて硬くなってしまうのです。

また、首と頭の境目にはツボもあります。「風池(ふうち)」というツボは、目や首・肩の疲れを和らげて交感神経を休ませる役割があります。

風池
イラストAC

眼精疲労による肩こり改善ヨガ

①椅子や床に楽な姿勢で座り、両手を頭の後ろで組みます。

肩こり
photo by Yuki Nakamura

②頭を前に下げて首の後ろを伸ばします。

肩こり
photo by Yuki Nakamura

③下げたまま頭を左右に振ります。

肩こり
photo by Yuki Nakamura

④頭と首の境に指を当て、頭を上げて指をぐっと押し込みゆっくり呼吸します。

肩こり
photo by Yuki Nakamura
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中村優希

中村優希

幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰



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