「あぐらをすると膝が浮く」人必見!【仰向けの楽な姿勢でOK】股関節の開きづらさ解消ストレッチ
股関節が硬くて、あぐらで座ろうとしたときに膝が浮いてしまう…。今回は、そんな人におすすめの仰向けの楽な姿勢で股関節の硬さを少しずつやわらげるストレッチをご紹介します。
股関節に違和感や不快感を感じる…
あぐらをかく時に股関節の硬さを実感する人は多いかもしれません。あぐらをかいている時の股関節は、股関節を曲げる動きと脚を外側に開いて内ももが伸びる動き、脚を太ももから外側にねじってつま先を外側に向ける動きが同時に起こっています。これらの動きがスムーズにいかないと、股関節に不快感や違和感が出て、あぐらが不安定になってしまいます。
体がとても硬いと感じている人は、体を動かすときに必要以上に力んでしまうことがあるため、最初のうちはできるだけ楽な姿勢でできるストレッチがおすすめです。今回ご紹介するストレッチは、仰向けの楽な姿勢で片脚ずつ、今自分ができる範囲で強度を選べるので、無理なく始めることができます。股関節のまわりの筋肉もゆるめながら、動きを少しずつ改善していきましょう。
仰向けストレッチ
いきなり強度を上げた動きをすると股関節や膝を痛めてしまうので、楽にできる強度から始めるようにしましょう。
<やり方>
1) 仰向けになって両膝を立てる。両足はお尻から少し遠ざけたところに置く
2)左の膝を立てたまま、右の足首を左の膝の上に置く。左足を少しずつお尻のほうに近づけたり、遠ざけたりして、右の股関節の開きに無理を感じないところを探す
3)右膝をできる範囲で前に押し出すようにして、股関節を開く
4)もう少し頑張れそうな場合は、左の太ももを両手で抱えて胸のほうに引き寄せて、お尻を少し持ち上げる。右の膝はなるべく前に押し出した状態を保ち、右のお尻の伸びも感じながらゆっくりと呼吸を続けてそのままキープ
5)終わったら右足を下ろして反対側も同様に行う。左右で開き具合が違うのはよくあることなので、その違いを感じてみる。差が激しい場合は開きにくい方をもう一度繰り返す
6)両方終わったら、両膝を抱きかかえて、開いた股関節を閉じる
ストレッチをしている間、ゆったりと呼吸ができているかもチェックしましょう。もし息を止めてしまっていたら、床におろしている足をお尻から遠ざけてストレッチの強度をゆるめるようにしましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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