よくつまずく人、歩く姿が老けて見える人必見!歩き方が改善する腸腰筋ストレッチ
歩いているときに何もないところでつまずく、歩く姿が老け見えしている、歩いた後に疲労感を感じやすくなった…こんなことが気になっている方も多いのではないでしょうか?歩き方に気になる人は、実は腸腰筋が弱いのかもしれません。今回は歩き方が改善されるストレッチをご紹介します。
どんな歩き方をしている?
歩く時、背筋が伸びて踏み出した脚の膝が高くあがり、かかとから着地するのが理想です。歩いた後に疲労を感じやすくなったり、何もない地面でつまずく場合、歩く時に膝が高く上がっていなくて足が地面から十分に上がっていなかったり、背中が丸くなって姿勢が崩れているかもしれません。
これは上半身と下半身をつないでいる腸腰筋(ちょうようきん)がうまく使えていない、硬くなっていることが理由の一つとして考えられます。スマホを見ながら歩く姿勢は背中が丸くなって歩幅も少なくなる、腸腰筋を使えていない歩き方と言えるでしょう。
腸腰筋は上半身と下半身をつないでいる体の深層にある筋肉(インナーマッスル)で、1つの筋肉の名称ではなく3つの筋肉の総称です。
腸腰筋は股関節を動かして足を前に振り出す、太ももを胸の方に引き上げるなどの動きや姿勢を安定させる働きがあり、理想の歩き方をする上でも大きな役割を果たしています。歩き方が気になる人は、今回ご紹介する腸腰筋ストレッチをやってみてください。動いている時、腸腰筋を伸ばす・縮めるの動きを意識しながらストレッチするとさらに効果的です。
仰向けストレッチ
<やり方>
1)仰向けになって両膝を胸の方へ抱きかかえる
2)そのまま膝で時計まわり、反時計まわりの両方向に円を描いて、股関節まわりを軽くほぐす
3)足の裏を床におろし、お尻を持ち上げて仙骨(背骨の一番下にある部分、ウエストラインの下)のある部分に丸めたブランケットを置く
4)左膝を抱えて胸の方へ引き寄せて、右脚は床の上に伸ばす。この時、左側の腸腰筋は収縮し右側の腸腰筋は伸びていることを感じて
5)腸腰筋を意識しながら5呼吸前後キープ
6)反対側も同様に行い、左右の違いを感じてみる。動かしづらさを感じた方があれば、もう一度繰り返してみる
7)終わったら両脚を伸ばし、腰の下のブランケットを外し、全身の力を抜いて休む
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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