ネガティブ思考の人必見!精神科医が解説【メンタルが強くなるテクニック】「リフレーミング」とは

 ネガティブ思考の人必見!精神科医が解説【メンタルが強くなるテクニック】「リフレーミング」とは
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精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

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こんにちは!精神科医しょうです。いきなりですが、みなさんは「リフレーミング」という言葉を聞いたことがありますか? ビジネスシーンなどでも使われるテクニックであるため、「詳しくは良く知らないけど、聴いたことがあるかも」という人もいらっしゃるかもしれませんね。この「リフレーミング」ですが上手く使いこなすことで、多くのメリットをあなたに与えてくれるんですね。ではさっそくリフレーミングについて詳しく解説していきましょう!

1 リフレーミングとは?

リフレーミングとは一言で言うと「捉え直す」という意味なんです。言葉を捉え直して、元の言葉の持つイメージを変えることができるんですね。例えば「自分にとって辛かった出来事や傷ついた言葉」を、プラスの出来事やポジティブな言葉として捉え直すことができるんです。そのため、特に「ネガティブ思考の方や自己肯定感が低い方」などにはオススメできるテクニックであると言えますね!

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2 リフレーミングの具体例

ではリフレーミングの具体例を紹介していきましょう!例えば、仕事でミスをしてしまった時に「どうしてミスを失敗してしまったんだろう、自分はホントにダメなやつだ」→「ミスはどれだけ気を付けてもおこる場合がある、良い経験をしたと思おう!」このようにリフレーミングをすることで、辛かった出来事をプラスの出来事として捉え直すことができますよね!

他にも先輩や上司から注意や怒られた時に「怒られて辛いなあ...そんなに怒らなくても良いのに..」→「よく考えれば、これ以上ミスがひどくならないように、責任をとる意味で怒ってくれたのかも..怒る方だって辛い気持ちがあるよね」

このように注意や怒られた事をしっかりと受け止めて、肯定的に捉え直す事ができますよね。他にも不安なときや自分の欠点ばかり見えてしまう時など、様々な場面で使うことができるんですね。

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3 リフレーミングをする事で多くのメリットが

・辛かった出来事をプラスの出来事として捉え直せる
・否定したいような事も肯定的に捉え直せる
・自分の短所も少し見方を変えることで長所になりうる
・ありのままの自分を受け入れるきっかけになり、自己肯定感があがる

などリフレーミングをすることで、このような多くのメリットを得る事ができるんですね。またこれは、実際に私の外来に来られた患者さんのお話なのですが、その方は繊細で敏感であるために、他人のちょっとした言葉で日々傷ついてとても苦しい日々を過ごしてたんです。

そんな辛さを少しでも解消できるよう、リフレーミングの事をお伝えしたんですね。そしてその患者さんは、少しずつリフレーミングにトライしてくれました。すると3回に1回は傷つく言葉を、プラスの言葉として捉え直す事ができるようになり、日々の辛さが減ったと言っていただく事ができたんですね。このようにリフレーミングには、多くのメリットがあることが分かります。

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まとめ

今日はリフレーミングについてのお話でした。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しづつできるようになっていくはずです。あなたも習慣化をして多くのメリットを受け取ってくださいね。

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精神科医しょう

精神科医しょう

普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なってます。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。 自分軸になりたい方は是非、私の発信をのぞいてみてください♪ 書籍(https://www.amazon.co.jp/dp/4046060034)



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