〈一石二鳥エクサ〉お尻はアップ&お腹はペタン!が同時に叶う|寝たままできる「深層筋エクササイズ」
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腰の痛みがある方や反り腰の方は太ももの前が太くなりやすく、お腹が緩んでいる人はお尻もたるんでいることが多いもの。「体はつながっている」という話はよく聞きますよね。今回はお腹ぽっこりの原因の1つとなる「下位交差症候群」についての解説と、改善エクササイズをご紹介します!
下位交差症候群とは?
ひとの体はそれぞれ骨格も筋肉のつき方も違いますが、二足歩行であるという点や、座る時間が長くなったという現代の生活習慣等により、硬くなりやすい筋肉、弱りやすい筋肉、たるみやすい部分などは多くの方に共通しています。
中でも、特にお悩みの多い「ぽっこりお腹」の原因の1つに、下位交差症候群という筋肉の使い方のエラーパターンがあります。
下位交差症候群とは、お腹とお尻(イラストの赤のライン)は筋力が弱りやすい、または使われづらくなってしまい、太ももと腰(イラストの中の青いライン)は筋肉が使われすぎている、疲れているという状態にあること。本来であれば、お腹とお尻の筋肉を使い、腰や太ももの前側はサポートに回るという形で、逆に使われることが望ましいのですが、日ごろの生活習慣等により、逆転してしまっているのがこのパターン。それにより、体型の崩れや腰痛などの不調を引き起こしてしまうといわれています。
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逆転している筋肉の使い方を元に戻そう!
使いたいところが使われず、使いたく所を使ってしまっているという逆転現象を、正しく使われたいパターンに戻していきましょう。そのためには、いつも使われていないお尻とお腹の筋肉を目覚めさせ、使えるようにしていくトレーニングをしていきます。
1.仰向けになり両膝を立てたら、右脚の膝だけパタンと横に開くように倒す
2.両手を体側に置き、お尻を引き締めながら恥骨を天井方向に持ち上げるようにアップ、ダウンを繰り返す
(息を吐きながらアップ、吸ってダウン)
3.余裕があれば、息を吐きながらお尻を床からアップする際に両手を万歳し、耳の横に腕を持っていく→吸いながら体側に戻すを繰り返す
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お尻を床からアップする際のポイント
ポイント①:お腹の力を抜かないように、お腹を薄く編こませる意識を持ちながら行う。腰を反らないように注意。
ポイント②:両脚とも、太ももの前側の力を入れすぎないように、太ももの裏側~お尻の筋肉を使う。
▼動画でインストラクターの動きをチェックしてみよう!
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