【タオルを使って簡単!】体が硬い&ストレッチが苦手な人ほどやって欲しい簡単コリほぐし

 【タオルを使って簡単!】体が硬い&ストレッチが苦手な人ほどやって欲しい簡単コリほぐし
Saori Takagi
高木沙織
高木沙織
2023-04-22

体の中でも特に凝りやすく、疲れが溜まりやすい体の背面(肩や背中、足の裏側)。しかし、体が硬い方にとってはストレッチが難しくもあるパーツでもあります。そこで今回は、体が硬くてもできるタオルを使った簡単なストレッチをご紹介します。

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体が硬くて、ストレッチができない…

体の硬さは姿勢の悪さや歪み、筋肉の凝り、血液循環の悪化からむくみ・冷えなどといった症状を引き起こす原因の一つです。そうと分かっていても「体が硬くてストレッチの姿勢がツラい…」という方もいると思います。

ストレッチをしたいけれど思うようにできないと感じている人は多いので、決して珍しいことでも恥ずかしく思うことでもありません。今ではヨガインストラクターをしている筆者もヨガ教室に通い始めたばかりの頃は体が超絶硬く、前屈なんてとてもできたものではありませんでした。そんな時、役に立ってくれたのが自宅にあるタオルです。

タオルを使ったストレッチ・運動のメリット

タオルを使ってストレッチをするメリットはたくさんあります

● タオルを持つことで、ストレッチ・運動時の姿勢が安定しやすくなる
● 体が硬くて手が届かないという場合でも、タオルを使うことでストレッチ・運動のサポートができる
● 無理のない範囲でゆるゆると可動域を広げ、徐々に柔軟性を高めていくことができる

タオルを使ったストレッチ・運動のやり方はいろいろとありますが、今回は特に凝りやすく、さらには疲労が溜まりやすい肩~背中、足といった体の背面をほぐす方法をご紹介していきます。体が硬い方にとっては難易度が高く感じられるパーツのストレッチですが、タオルを使えば楽にストレッチできますよ!

タオルを使って肩~背中、足をほぐす方法

タオルは、フェイスタオルとバスタオルの中間くらいの大きさのものが扱いやすい。ご自身が使いやすいと感じるサイズのタオルを用意してください。

肩~背中のストレッチ

背中を丸めた姿勢が続いて凝り固まった、肩甲骨周辺~背中の筋肉をほぐしていきます。

タオルを使ったストレッチ1
Photo by Saori Takagi

1)あぐらの姿勢で座り、腕を肩の高さに持ち上げる。ひじを伸ばして、タオルの両端を手で持つ

2)骨盤を立て左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せる

タオルを使ったストレッチ2
Photo by Saori Takagi

3)息を吸いながら腕を頭上に持ち上げる

タオルを使ったストレッチ1
Photo by Saori Takagi

4)息を吐きながら腕を体の後ろに下ろす

5)左右の肩甲骨を中央に寄せて胸を開く

6)一連の動きを呼吸に合わせてゆっくりと5~10回ほど繰り返す。ひじはなるべく伸ばしたまま行うとGood!

足(足首~ふくらはぎ、ひざ裏、もも裏)のストレッチ

長時間座って過ごす、前傾姿勢などが原因で硬くなる下半身の背面をストレッチしていきます。開脚の範囲や側屈の角度は無理のないところからスタートでOK。

タオルを使ったストレッチ2
Photo by Saori Takagi

1)あぐらの姿勢で座り、左足を斜め前に伸ばして片足開脚をする。足先にタオルをかけたら、両端を手で持つ

2)左足のかかとを突き出し、足の背面を心地よく伸ばすこと。右足のかかとは恥骨に引き寄せる

タオルを使ったストレッチ2
Photo by Saori Takagi

3)息を吸いながら右腕を真上に持ち上げ、息を吐きながら上体を左に倒して側屈する

4)タオルの両端を左手でまとめて持ったら、足先が自分のほうを向くように軽く引っ張る。上体は前後に傾かないように、真横に倒すのがポイント

5)呼吸が自然にできる体の角度を保ち、5~10回呼吸と動きを繰り返す

6)反対側も同様に行う

タオルを使った舟のポーズ

体をVの字に折り曲げ、バランスをとるヨガの舟のポーズ。全身の引き締めや体幹の強化、集中アップなどに効果が期待されるこのポーズは、腹筋・背筋の筋力を必要とする難易度が高いポーズの一つですが、タオルを使うことでポーズがグッと取りやすくなります。

「舟のポーズ」タオルを使ったver.
Photo by Saori Takagi

1)ひざを立てて座り、両足の裏にタオルを引っかけ手で端を持つ

2)足のつけ根を折りたたみ、太ももをヘソに引き寄せる。尾骨から頭頂までをまっすぐにして座る。

「舟のポーズ」タオルを使ったver.
Photo by Saori Takagi

3)後方に倒れながら、両足を床から持ち上げる

4)腰を丸めないように姿勢に気をつけ座骨に体重を乗せる

「舟のポーズ」タオルを使ったver.
Photo by Saori Takagi

5)両ひざを伸ばして、足を高く持ち上げる。床につけるお尻の面積が最小になるように姿勢を保つ

6)太ももを内側に回転させ、ヘソに引き寄せる。ここでも腰が丸まらないように尾骨から頭頂までを一直線に保ち、呼吸を5回繰り返す。膝を伸ばすのが難しい場合は、膝を曲げた姿勢でキープしてもOKです。

タオルを使えば、体への負担を軽減させながら安全にストレッチできます。体が硬くてストレッチは苦手…という方は、ぜひタオルを使ったストレッチを試してみてください!

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AUTHOR

高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。



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タオルを使ったストレッチ1
タオルを使ったストレッチ2
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タオルを使ったストレッチ2
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「舟のポーズ」タオルを使ったver.
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