慢性的な冷えや病み上がりにおススメ|超簡単!身体ぽかぽか「参鶏湯(サムゲタン)」レシピ
こんにちは。漢方スタイリストの世世漢方(yoyokampo)です。一年で一番寒い時期、何をしていても冷えが治らなかったり、風邪を繰り返したりしていませんか。着込んでもなかなか温まらない体を、ぽかぽかおいしい「参鶏湯(サムゲタン)」で身体の芯から温めましょう。
ぽかぽかおいしい「参鶏湯(サムゲタン)」で身体の芯から温めて冷えを解消
慢性的な冷えは”気”を補って、身体の中から温める
寒い日が続き、「冷え」が気になる人も多いのではないでしょうか。気温低下による「冷え」だけではなく、実は身体の温める機能が低下して、「慢性的な冷え」をおこしているケースもあります。中医学では ” 気虚(ききょ)”といいます。
以下に2つ以上当てはまったら、”気虚” による慢性的な冷えかも
- むくみやすい
- 夏でも一年中冷える
- 風邪など体調を崩していた
- お腹を下しやすい
- 腰痛が気になる
- 疲れやすい
- 食欲がない
今日は、気を補い身体の芯から温める食材「鶏肉(とりにく)」を使った、「参鶏湯(サムゲタン)」のレシピをご紹介します。
鶏肉(とりにく)の薬膳的効能と栄養学
●中医学における「鶏肉(とりにく)」のはたらき
- お腹を温めて元気にする(気を補う)ため、食欲不振や慢性の下痢に
- 風邪などの病気後の体力回復に。虚弱体質の方や産後にも
●栄養学における「鶏肉(とりにく)」の成分
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タンパク質
ー良質なたんぱく質が多く含まれています。筋肉量を維持したり、健やかな肌や髪の毛を作るためにも欠かせない栄養素です。さらに、鶏肉のタンパク質を構成するアミノ酸の中には、体内で作ることのできない「必須アミノ酸」も多く含まれています。 -
鉄
ー赤血球を作るために欠かせない栄養素。野菜や海藻、大豆などの植物性食品に含まれ、吸収率が低い「非ヘム鉄」に比べ、肉や魚などの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」はより効率的に吸収することができます。 -
ビタミンA
ー水に溶けにくく、油に溶けやすい脂溶性ビタミン。目の正常な機能の維持、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
材料さえ集めれば煮込むだけ「シンプル参鶏湯」レシピ
1)下準備
材料を集めて、ネギと生姜と鶏もも肉を切る
- ネギ(1本)・・・4~5cmに切る
- 生姜・・・3~4スライス程度
- 手羽元(5~6本)・・・骨付き肉が入るとお出汁がでて一層おいしいです
- 鶏もも肉(200~250g程度)・・・大きめの一口大にカット
- ご飯(1杯分150g程度)・・・今回は雑穀米を用意しました。冷凍のままでOK
- ※お好みで※鷹の爪(1つ)・・・種は取り除いておく。寒さが気になる方にはおすすめです
- ※お好みで※ニンニク(1かけ)・・・包丁で潰す。
- ※お好みで※乾燥ナツメ(1つ)・・・美肌、アンチエイジング効果のある薬膳食材
2)炒める
鍋に少量油を入れて、鶏肉とネギ(白ネギ部分のみ)を表面に軽く焼き色がつくまで焼く(生焼けでOK)
3)煮込む
同じ鍋に、ネギの残りの青い部分、生姜、にんにくを追加。塩(小さじ1)、酒(大さじ2)を入れて弱火で30分蒸し焼きにする。
※レシピでは無水料理可能なポットを使用しています。普通の鍋を使う場合は、水(100ml)を入れて焦げ付かないように注意しながら蒸し焼きにしてください。
具材に火が通って、柔らかくなったらOK
4)煮込む
残りの食材(ご飯、鷹の爪、ナツメ)を同じ鍋に入れる
水(360ml)をいれて、弱火で40分煮込む
4)完成!!!
味付けは塩だけですが、鶏のお出汁がでてとってもおいしいです
材料をそろえてしまえば、一つの鍋にどんどん材料を追加して火を通すだけなのでめちゃめちゃ簡単です。
寒い冬の日に、ぜひ試してみてください。
その他、冷えにおススメの食材をご紹介しています。ぜひご参考下さい。
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AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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