【あぐらできない】を放置すると腰痛につながる?あぐらを攻略するストレッチ3選
ヨガを始めようにも、あぐらの姿勢が辛くて続けられない、あぐらができないならヨガなんて無理なのでは?と諦めていませんか。でも大丈夫。必ず柔らかくすることができますよ。
あぐらの姿勢が辛いワケ
あぐらはラクな姿勢だとされることが多いですが、実のところ人によってラクではないことも。脚を組むのが辛かったり、背筋を伸ばすのも大変だし、気を抜くと後ろにひっくり返ってしまいそうなんてかたもいるでしょう。
あぐらが辛い原因の1つはお尻の筋肉が硬くなっていることです。特にサラリーマンのように椅子に座っている時間が続く、一日の中で運動をする時間がとれないというかたは硬くなっていることが多いです。男性のほうが筋肉量も多く、そもそもあぐら姿勢が辛いというかたが多いですが、筋肉の硬さも加わりよりやりにくさを感じるのです。あぐらはできるけれど膝が上がってしまうかたは、お尻の筋肉が硬いパターンと足首が固まっているパターンがあります。そういうかたはぜひ足首を回す習慣をつけてみてください。
「あぐらが辛い」をそのまま放置していると…
あぐらなんて日常の中でそんなにする姿勢じゃないし、今のままでいいやと思っているかたも多いでしょう。ちょっと待って。そこから今度は腰痛に発展しやすくなるかもしれません。腰痛の原因は様々ですが、1つにお尻の筋肉の硬さが挙げられています。不調を自ら招いてしまうなんてもったいない。ぜひ柔らかくしていきましょう。
お尻ストレッチ3つの方法
今回は3つのやり方をご紹介します。やりやすいものから慣れてきた人向けのものまでありますので、ご自身の今のコンディションに合わせて選んでみてください。慣れてきたら次のステップのものを取り組むことで、どんどんあぐらがしやすくなっていきますよ。今は硬さを感じていない、あぐらも普通にできるというかたも、冬は動くことが減り凝り固まりやすくなります。テレビを見ながらでも良いのでぜひ習慣にしてみてください。
とても硬い人向け
1.仰向けになり、両ひざを立てます。
2.左ひざの上に右足のくるぶしを乗せ、右のつま先は天井に向かって立てておきます。
3.左ももの後ろで指を組み、吐く息で左の太ももをお腹側へ引き寄せましょう。
4.右のお尻まわりが伸びてきたらOK!3呼吸キープして解放。反対側も行います。
少し硬い人向け
1.長座の姿勢になり、右脚を左脚の上に乗せます。
2.脚の隙間から両手を入れ、右脚を両手で抱えたら持ち上げます。
3.このとき背中が丸まらないように背筋を伸ばしましょう。そうすることで更にお尻が伸ばせます。
4.そのままキープでもOKですし、余裕があればゆっくり左右に揺らします。3呼吸分できたら反対側もやりましょう。
慣れてきた人向け
1.右のすねをマットと並行になるように置き、右ひざの上に左くるぶしを乗せます。きつい、痛い、もしくは膝が上がってしまうかたはふくらはぎ側に置いてもOK。
2.両手を前に置き、吸う息で背筋を伸ばし、吐く息で前屈をします。深く倒れる意識よりも、右のお尻が伸びているかどうかに意識を向けてください。
3.3~5呼吸キープできたら反対側もやってみましょう。
カチカチお尻の放置はいいことなし
誰でも硬くなりやすいお尻ですが、お尻が硬くてあぐらが辛いからヨガは向いていない…と思ってしまうことはとてももったいないです。お尻の筋肉が柔らかくならないうちは、お尻の下にタオルやクッションを置き、高さを出すとあぐらがラクになりますよ。硬いまま放置しても柔らかくはなりません。気付いた今から取り組んでみましょう!
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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