間違った座り姿勢…【それが不調の原因かも?】ただ座るだけでOK「骨盤位置が整う座り方」

 間違った座り姿勢…【それが不調の原因かも?】ただ座るだけでOK「骨盤位置が整う座り方」
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長期休暇になると、自宅などで座る時間がいつもより増えてくる人も多いのではないでしょうか。実は座り方によっては身体に負担がかかったり、身体の不調の原因になったりすることもあります。ただ「座るだけ」でできる身体の整え方をお教えします。

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座り方で『骨盤』が傾いていませんか?

みなさんはどんな座り方をよくしていますか? 脚をきちんとくっつけている人、両脚が同じ方向に曲がっている人、さらには脚を交差したり、つい組んでしまっている人もいると思います。では、では、それぞれの姿勢のときに「骨盤」はどうなっているでしょう?

どちらかのお尻が上に上がっている状態だと、上半身とのバランスをとるために骨盤もお尻が上がっている側に傾きがちになります。そうなると、腰と骨盤の距離も左右で差が出てしまいます。骨盤が傾くと、全身のバランスをとるために肩の高さや背骨にまで影響が出てしまいます。

座り方の見直しを

座り方は習慣化しやすいため、無意識のうちに身体に負担をかけてしまいがち。いつも脚を組んでいる人や、「おねえさん座り」と呼ばれる横座りが楽な方は、骨盤のずれに繋がっている可能性が考えられます。どうしても脚を組みたい場合は、いつもと反対側に脚を組んだりして身体の重心を反対側に移してみましょう。特に、産後半年以内の方は、緩んだ骨盤が少しずつ戻ってくる大切な時期なので、より気を付けるようにしましょう。

足組み
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骨盤を正常な位置に保つおすすめの座り方

スカーサナ(安楽座)

1、あぐらの姿勢になり両かかとを前後に並べて座ります。膝に違和感がある場合は、小指のへりを床につけ、すねをそのまま倒すように座ってみましょう。お尻の下にクッションやヨガブロックをおくと、骨盤を立ち上げやすくなります。

2、まっすぐ背骨を伸ばします。

3、頭が前に出ないよう、背骨の真上に頭が乗るイメージで顔を正面に向けましょう。

スカーサナ
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高難度!ゴームカーサナ(牛の顔)のポーズの土台

1、長座の姿勢になります。

2、右脚の膝を立て、左脚の外側におきます。

3、左手を腰の横に付き、右のお尻を持ち上げながら、左脚を曲げてかかとをお尻の近くにもっていきます。

4、右足のかかとは、左のお尻の近くに動かしていきましょう。

5、両ひざが体の中央付近にあるのを確認してください。

ゴームカーサナ
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6、上から見ると、両かかとが牛の耳、中心に合わさった膝が牛の鼻先にあたり、牛の顔ポーズの土台が完成です。

ゴームカーサナ脚UP
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詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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