たった1ポーズでリンパの流れがスムーズに【ひざを曲げて伸ばすだけ】免疫力アップヨガ

 たった1ポーズでリンパの流れがスムーズに【ひざを曲げて伸ばすだけ】免疫力アップヨガ
photo by Naoko Iwasaki

「ヨガを始めてから風邪を引きにくくなった」と感じている人が実はとても多いこと、ご存じですか? 理由のひとつに考えられるのは「ヨガで呼吸が深まることで血管が広がり基礎体温が上昇すること」。もうひとつに「リンパの巡りが整えられること」にあります。

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「リンパの流れが悪い」とはどういうこと?

「リンパの流れが悪い」と聞くと、「老廃物が溜まっていてむくみや下半身のだるさなど感じている状態」をイメージする人が多いと思います。ではどういう仕組みで身体に影響が出ているのでしょうか?

そもそも「リンパ(またはリンパ液)」とは、全身を巡って身体の老廃物を集め、身体の中のウイルスと戦ってくれているもの。リンパ管を通っているのですが、そのリンパ管にはポンプ機能はなく、周りの筋肉を使うことでプッシュされリンパを送り出されています。そのため気温の低下などで筋肉が緊張して硬くなったり、同じ姿勢のまま筋肉を使わない時間が長くなると、リンパの流れも悪くなってしまいます。

リンパ節は「関節」のそばに存在

ヨガは、呼吸を深め関節と筋肉を使いポーズをとっていきます。そしてその関節の近くにあるのが「リンパ節」。ヨガのポーズをとることで筋肉が収縮・弛緩し、呼吸を深めることでよりリンパ節の周りに動きが生まれます。その結果、ヨガが終わった後には顔や身体のむくみが取れて、肌色もよくなっていることが多くあるのです。

リンパ節の場所
illust AC

ヴィーラバドラ・アーサナⅡ(戦士のポーズ2番)

膝を曲げて下半身を安定させるポーズです。膝の裏、股関節、脇の下、首回り&デコルテの4大リンパ節と呼ばれる箇所すべてにアプローチすることができます。

1、両足を開きます。両手を広げた時に、手首の真下にかかとがくるぐらいまで大きく広げましょう。

2、片方のつま先を外側に向け、両手を横に伸ばします。

3、息を吸って吐きながら、膝をつま先を外側にした方の足のかかとの上まで曲げましょう。

4、体を元の位置に戻します。その際余裕があれば、息を吸いながら両手を頭の上で合わせ目線も上げてみましょう。

5、再び吐きながら両手を横に伸ばし3のポーズを行います。3.4を数回繰り返します。

戦士のポーズⅡ
photo by Naoko Iwasaki

ポイント;膝を曲げる方向に気をつけて

膝を曲げるとき膝が内側に入らないよう、太ももの内側の筋肉(内転筋)を使いましょう。やや外側方向(右脚を曲げる場合は右方向)に膝を曲げる意識でちょうどよいです。内転筋を使うことで膝を痛めないし、その先に繋がっている骨盤周りの筋肉や、骨盤底筋にもアプローチすることができます。

膝のNG
写真左:NG 写真右:膝が正面に向いています photo by Naoko Iwasaki

動画で確認するならこちら 

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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