硬い股関節をほぐすと日常動作が変わる!【立つ・座る・歩く】スイスイ動けるための3つのストレッチ

 硬い股関節をほぐすと日常動作が変わる!【立つ・座る・歩く】スイスイ動けるための3つのストレッチ
Getty Images
元田裕子
元田裕子
2022-12-08

日常動作のちょっとした動きがおっくうになってきた。あっちに行ったりこっちに行ったりすると、以前のように身体がついていかない。脚も腰も重くなってきた……そんなふうに感じたら要注意!股関節が固まりつつあるサインかもしれません。今すぐ、股関節をほぐしていきましょう。

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「立つ・歩く・座る」スムーズにできている?

家事・育児・仕事…何をするにも「立つ・歩く・座る」が基本となります。年齢や体力、仕事などと関係なく、こうした基本動作がスムーズにできていますか?

●何かに手をつかないとスッと立ち上がれない
●立つとすぐ片脚に重心を置いてしまう

●歩くスピードが遅くなってきた

●歩幅が狭い

●座るとすぐに脚を組みたくなる

●背もたれにすぐもたれてしまう

●膝や腰の調子がいまいち良くない

上記に当てはまるようなことが1つでもあったら、股関節が硬くなっている可能性があります。股関節の構造や動きを理解した上で、股関節の硬さを少しずつほぐして、なめらかな動きを取り戻しましょう。

股関節の構造

股関節は、身体の中の深いところにある関節で、私たちの体重をしっかり支える重要な役割を果たしています。骨盤と太ももの骨である大腿骨が組み合わさったもので、下図のように骨盤・寛骨臼に太もも・大腿骨頭がはまり込んで構成されています。股関節には、普通に歩くだけで体重の2〜3倍、階段の上り下りなら約5倍の力がかかるとも言われています。私たちの基本動作を支えてくれている要と言っても過言ではないでしょう。

股関節
イラストAC

股関節の動き

股関節は「屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋」という6つの動きを伴う関節です。球関節なので、本来は脚を曲げたり伸ばしたり、開いたり閉じたりが自由にできます。
股関節を意識的にまんべんなく動かして、股関節の硬さを少しずつ解消していきましょう。

股関節の硬さが解消されると以下のような効果が期待できるでしょう。日常のちょっとっした動きもスムーズになります。

●全身のコリや痛みが改善(腰痛・肩コリ・首コリ…解消)
●姿勢がよくなる

●腰やひざの負担減

●代謝アップし痩せやすくなる

●むくみや冷え解消

●疲れにくくなる

●お腹やお尻がスッキリする

股関節の硬さをスッキリ解消Ⅰ

やり方
①四つん這いの姿勢から右脚を右手の外側へ。膝とつま先の向きを必ず揃える。左脚を後ろに、両脚を前後に大きく開く
②右手を右太ももの内側から外へ押していく。みぞおち裏から左へツイスト。視線は左後ろに

トカゲ 外旋
photo by Yuko Motoda

③右手を右太ももの外側から内へ押していく。みぞおち裏から右へツイスト。視線は右後ろ

トカゲ 内旋
photo by Yuko Motoda

※反対脚も同様に行う

股関節の硬さをスッキリ解消Ⅱ

①Ⅰの続きから身体を横向きにする。左脚が真横(斜め前)に伸びる。両手を前の床へ伸ばし、お尻を少し後ろに引く

脚横伸ばし
photo by Yuko Motoda

※反対脚も同様に行う

股関節の硬さをスッキリ解消Ⅲ

①両足を伸ばして座る。右脚ひざを立て、左脚の外側へ。右ひざが左の脇に近づき右へツイスト

ねじり
photo by Yuko Motoda

②ツイストをほどき、右脚を伸ばし左脚の上にのせて、股関節(脚のつけ根)から前屈。深呼吸を繰り返す

長座前屈
photo by Yuko Motoda

※反対の脚も同様に行う

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元田裕子

元田裕子

ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。



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