【たった1分の新習慣】朝晩の洗顔ついでに!ヨガ講師が教える「首ほぐし&ストレッチ」
スマホの普及により急増しているスマホ首。元々はストレートネックと呼ばれていましたが、最近ではスマホ首という言葉が浸透してきました。
スマホ首とは
スマホ首とは、この首の傾きによって首の骨のカーブがまっすぐに近づいてしまう状態のことを指します。
スマホを見ていると、ほとんどの方が猫背になり首が前に傾いている状態です。本来なら首の骨(頸椎)はゆるやかに前方に反るカーブ(前弯)を描いて頭を支えています。正しいカーブの目安は肩の上に耳がくる位置と言われていますが、スマホ首の人はこのカーブがなくなっていくことで適切に頭の重みを支えることができなくなっているのです。
人の頭は体重の1/10ほどの重さがあり、その重さは首が15度前に傾くだけで約2倍以上、30度で約3倍以上になると言われています。首が前に傾き頭が突きでることで身体に大きな負担がかかり、首こり・肩こり・頭痛・自律神経の乱れなど多くの身体の不調が引き起こされかねません。姿勢も悪くなり、腰は曲がってお腹ぽっこり…とスタイルダウンの原因にも。
今回は、そんなスマホ首対策として朝晩の洗顔後に習慣化したい簡単な首ほぐし&ストレッチをご紹介します。習慣化するには、今すでに習慣になっているものにくっつけてしまうと成功率が高いと言われていますので、化粧水をお使いの方は、保湿ついでに毎日行っていきましょう。
首すじほぐし
首筋にある胸鎖乳突筋は、首を前に傾けあごを前に突き出す働きをする筋肉で、スマホ首の人はこの筋肉が縮こまっています。まずは、ここをほぐして筋肉を使いやすい状態にしていきましょう。
やり方
1)耳の後ろから鎖骨の中央に向かい、首すじを優しく指でつまんでゆらゆら揺らしながらほぐす
顔を横に向けると首すじが浮きやすいため、ほぐしやすくなります。摩擦は皮膚のしわ、くすみの原因になるためごしごし皮膚をこすらないよう優しく触れて優しく揺らすのがポイントです。
肩の上げ下げ運動
次に、スマホ首により凝りかたまった首や肩周辺のさまざまな筋肉の緊張をほぐします。
やり方
1)肩をぎゅっと上げて耳と肩を近づけ、息を吐きながらストンと脱力。3回程度行う
筋肉は縮めた後に伸びやすくなる性質があるため、一度縮めてから伸ばすことで首や肩まわりの緊張が取れますよ。
首傾けストレッチ
僧帽筋上部は肩を上げる働きをする筋肉で、スマホ首の人はこの筋肉も硬くなっています。肩こりの原因筋とも言われる筋肉なのでしっかり伸ばしていきましょう。
やり方
1)右の手の甲を左の腰にそえて右肩を下げておく
2)息を吐きながら首を左に傾けて、左手を右こめかみにそえて首筋を伸ばす。
3)反対側も同様に行う。
首には大切な神経が通っているため、左手に強い力を加えて無理に下に引っ張らないようにしましょう。手の重みを加えるだけでじゅうぶんです。
▼ 詳しいやり方の動画はこちら ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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