【そのストレッチ本当にあってる?】体の硬い男性必見!誤解しがち「柔軟性を上げるストレッチの基本」

 【そのストレッチ本当にあってる?】体の硬い男性必見!誤解しがち「柔軟性を上げるストレッチの基本」
photo by Yusuke Honda
本田雄介
本田雄介
2022-12-10

ストレッチやヨガをしていると、体は柔らかくなるでしょうか?様々なポーズをとるうちに関節可動域が広がり、徐々に体の柔軟性が向上することは確かに期待できます。 では、体を柔らかくしたい人がストレッチをする時、効果的なやり方はどうすればよいのでしょう?ストレッチとヨガの違いとともに、正しいストレッチのやり方をご紹介します。

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柔軟性向上のポイントとは

ストレッチとヨガは似たようなイメージがあるかもしれません。ただ、「柔軟性の向上」を目的とするのであれば、分けて考えることが必要です。ヨガの場合は、簡単に言えば心を整えることが目的であり、その準備として体を整えます。結果的に柔軟性も上がることが期待されます。ストレッチの場合はその逆で、柔軟性を高めること自体が目的だったりします。なので、「柔軟性の向上」を目指すのであれば、はっきり言ってヨガよりもストレッチのアプローチをした方が効果的なことが多いです。
家でストレッチをする時、実はヨガレッスンと同じようにやっていませんか?柔軟性向上のためのストレッチの基本を、お話していきます。

ヨガとストレッチ
目的に合わせて選んでいこう!/photo by Yusuke Honda

柔軟性を上げるストレッチの基本

①ストレッチをする時間帯はいつがよい?

結論から言うと、夜です!ストレッチにもいろいろと種類はあるのですが、筋肉を伸ばすことを目的としたストレッチなら、夜がよいです。筋肉がしっかりと伸ばされた状態は、伸び切ってしまったゴムのようなもの。つまり、そのあと活動するには向いてないんです。ストレッチをしっかりしたはずなのに、走り出した途端にアキレス腱がブチッ!なんてことが、昔は結構あったようです…。伸ばしすぎた筋肉は、そのあと力を発揮しにくくなります。ストレッチのために時間を割くのであれば、もう活動しない寝る前などに行うのがおすすめ。また、筋肉が温まっている方がよいので、やはり風呂上りがベストかもしれませんね!激しい運動するのでなければ、日中でも全然問題ありません。

ストレッチ
お風呂上りは余計な力も抜けやすくて最適!/photo by Yusuke Honda

②ストレッチのキープ時間と回数は?

1回当たり最低でも30秒、できれば1分半くらいキープしましょう。ヨガの場合は3~5呼吸ほどポーズをキープすることが多いですが、筋肉を伸ばす目的なら、もう少し時間をかけて。余裕があれば、3セット4セットと繰り返し行ってください。1セット目よりも2セット目、2セット目よりも3セット目の方が筋肉の伸びは深まっていきます。また、同じストレッチを続けて何回もやるよりは、右足の次は左足、下半身の次は上半身など、ターゲットを変えながら行った方が効果的です。

③ストレッチは「イタ気持ちいい」のが正解?
ヨガレッスンと混同しやすいのがこのあたり。ヨガでは、痛みを伴わない範囲で行うことが多いです。でもストレッチなら、少し痛いけど気持ちいい、でオッケー! 痛くない範囲でも筋肉は伸ばされていますが、少し痛い=筋肉を最大限伸ばそうとしているとお考え下さい。くれぐれも、「イタ痛い」にはならないように気を付けて。だましだまし、ゆ~っくりしていくのがポイントですよ。

ストレッチ
反動をつけると筋肉もびっくりしちゃいます。「大丈夫だよ~」と声をかけるようにじっくり伸ばしましょう。/photo by Yusuke Honda

④ストレッチの間は、「伸びてるところを意識」する?

実はこちらもヨガとストレッチの混同あるあるなんです。ヨガレッスンに参加すると、インストラクターから「今伸びているところに意識を向けて」と声をかけられること、ありますよね。「おぉ、確かに伸びてる~気持ちいいなあ~」とヨガを楽しむのはオッケー。でも今回は、柔軟性アップを目指すストレッチがテーマです。伸びているところに意識は向けなくても良いです。こまかい理由は割愛しますが、筋肉はもともと縮むことが役割。意識しすぎると、伸ばされにくい状態になる場合も。なので、ストレッチ中に特に筋肉に集中はしなくてよいし、テレビでも観ながらのんびりやってください。

ストレッチ
ながらでもよいのです!むしろ伸びてるところを意識しないで!/photo by Yusuke Honda

まとめ

意外と勘違いしやすいストレッチの基本をご紹介しました。まとめると、「お風呂上りに・イタ気持ちいいくらいの感覚で・1分ちょっと・ストレッチ箇所を変えながら・複数セット」行っていきましょう。ヨガを続けているけれどなかなか体が変わらない…ヨガはポーズじゃないと言うけれど、やはり柔軟性も手に入れたい…そんな方は、ストレッチ習慣を続けてみてください。まずは1ヶ月、できれば2か月で明らかに変化は感じられるはずです!なんか体が軽いなあと、より快適な日常にもつながるのではないでしょうか。

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AUTHOR

本田雄介

本田雄介

体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指す。インドでRYT200〜500修了。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。外資系アパレル企業勤務時、ワークライフバランス・グロースマインドセット等の学びに触れ、働き方や生き方を見つめ直すきっかけに。ヨガの持つ心身への幅広い効果も知り、現場発信に携わりたいと思い立つ。YMCメディカルトレーナーズスクール所属。Instagram:@honhon180



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