「だるい」「なんとなく憂鬱」…季節の変わり目に不調を感じたらやってみて!オススメ立位前屈ポーズ
季節の変わり目になると何となくだるいなどの不調を感じやすい人もいるかと思います。そんな時にオススメのポーズを2つご紹介します。
まずは、体調チェック!
最近、以下のようなことはありませんか?セルフチェックをしてみましょう。
● 「食欲の秋だから…」を口癖につい食べ過ぎてしまう
● 今までだったら食べなかったお菓子などを欲する
● なんとなく気持ちが塞ぎ込みがち
● ネガティブな思考になりやすくなっている
● 指先、足先の冷えが早くも気になる
1つでも当てはまる項目があった方は要注意!今の生活スタイルを見直す必要があるかもしれません。
なぜ、季節の変わり目に不調を感じやすいのか
季節の変わり目に体や心に変化が起きやすい原因の1つは寒さ(気温差)です。秋から冬にかけての季節は日増しに寒暖差が激しくなっています。朝晩は特に寒くなっていきますね。そんな時期にこれまでと同じくらいの防寒対策でいると、気づかないうちに体を冷やしてしまうことに。季節の変わり目は体を温めようという意識が薄くなりがちで、その気温差に体が順応できず不調を感じやすくなります。
また、気温だけでなく昼間の長さ(温かい時間の長さ)がどんどん短くなっている季節は、日照時間が減ることによって幸せホルモンであるセロトニンの分泌が少なくなるとも言われています。これは気温が下がる冬に向かう時期だからこそ感じやすい変化です。
気温が低くなってきているのに温かいシーズンと同じような薄さの部屋着でいる、湯船に入らずシャワーのみで済ます、飲み物には氷は欠かせない…そんな過ごし方を継続するのは今日で終わりにしましょう。
不安定な気持ちになりやすい今こそやって欲しい「太陽礼拝」
不安定な気持ちになりやすい今こそやって欲しいのは太陽礼拝のポーズです。ヨガを経験したことがある方には馴染み深いポーズかと思います。呼吸と動作を連動させながら、全身の筋肉をまんべんなく動かせるのが太陽礼拝の特徴です。
太陽礼拝のポーズは少しやるだけで血行が促進され、体がポカポカしやすくなります。また、やる気が出ない日や気分が乗らない時でも頭をスッキリさせてくれる手助けもしてくれるでしょう。
でも太陽礼拝のポーズの全部は分からない、きちんとした太陽礼拝のポーズをやる時間がとれない、手っ取り早くどうにかしたい…。今回はそんな方に向けて、まずはこれだけでもやってほしいというポーズをご紹介します。
太陽礼拝・ウッタナーサナとアルダウッタナーサナ
今回は2つのポーズを連動させる動きをご紹介します。ウッタナーサナは立位前屈、アルダウッタナーサナは半分の立位前屈のポーズです。
1)まずはタダーサナから始めます。息を吐きながら前屈し、ウッタナーサナになりましょう。
2)足裏が伸びすぎて痛い場合は膝を緩めます。頭頂はマット、お尻は天井に上げる意識を持って、下半身の筋肉をストレッチしましょう。
3)次に、息を吸いながら両膝は伸ばし、指先が届く方はマット、辛さを感じる方や背中が丸まる方はすねや足首をつかみます。重心が後ろに逃げやすいため、前のめりになるイメージで背筋を伸ばしましょう。
4)息を吐きながらでもう一度ウッタナーサナに戻ります。このとき余裕があれば、かかとを上げ下げすると更にストレッチ効果が高まります。
「何回やればOK」と言うおすすめの回数はなく、体がほぐれてきた、伸ばしやすくなったと感じるくらいまで練習できると良いです。
部分的な練習だって立派な練習
太陽礼拝を全部やろうと思うとなかなか乗り気にならないと感じる方も多いと思います。そんな方でもこの2つのポーズに絞ってならできるのではないでしょうか。
特に今回のポーズは下半身まわりの筋肉にフォーカスしています。脚をスッキリさせたい時、むくんでいて辛い時にもオススメです。「季節の変わり目は不調を感じるのが普通…」と諦めずに、このポーズで少しずつ改善していきましょう。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く