「座っていると膝が開く人」は丸い背中・ぽっこりお腹・太ももの張りにも注意!内もも意識の3ポーズ
体重は増えていないのに背中・下腹・太ももなどのパーツにお悩みがある人は、内ももの弱さが関係しているかもしれません。座っている時に膝が開いてしまう人も要チェックです!
内ももと体型の関係は?
太ももの内側の筋肉は複数の筋肉の集合体で内転筋群と呼ばれ、上半身と下半身をつないでいます。股関節の動きに関わる他、骨盤の位置を本来あるべき位置に安定させるという役割があります。
内ももが衰えると骨盤を支える力に影響するので、猫背など姿勢の崩れ、下腹部が出るぽっこりお腹の原因になってしまいます。また、その弱さをももの他の部分(前側や外側)でカバーしようとして太ももが張り出してしまうことも。座っている時に膝が開いてしまう人は内ももの筋肉が弱くなっているかもしれません。
普段の生活でも意識して使うことが少なく、ヨガのポーズでも本来使うべきなのに使っていない&使えていないことがある部分ですが、皆さんはいかがでしょうか?シンプルなポーズで内ももを意識してみましょう。
内ももを意識する3ポーズ
ももの間にクッションやヨガブロックを挟むとやりやすくなります。
1)山のポーズ
立位の基本ポーズ。一見ただ立っているだけですが、内ももを意識することで姿勢が整います。
やり方:
1)両足を揃えて立ち、親指どうしが軽く触れるようにする。
2)親指の付け根、小指の付け根、かかとの両端の4点を意識して、足の裏全体で床を捉える。内ももが弱いと足の外側(小指側)に体重が乗りやすいので注意。
3)内ももの間にファスナーがあるのをイメージして、そのファスナーを下からしめるように内ももをひきしめる。
4)骨盤が前にも後ろにも傾かないように位置を整え、尾骨から頭頂まで、背骨のゆるやかなS字カーブを保ちながら上半身を整える。目線は正面を向けたまま。
※ 猫背が気になる人は写真のように手のひらを正面に向けて、肩甲骨をほんの少し引き寄せるようにする。
2)手を上にあげるポーズ(ウールドゥヴァハスターサナ)
山のポーズから両腕を上に伸ばしていきます。腕の動きに気をとられて、内ももを働かせ続けることを忘れそうになるので気を付けましょう。腰の反りすぎにも注意。
3. 椅子のポーズ
両腕を上にあげたら、そのまま膝を曲げてお尻を下げていきます。腰が反れて出っ尻になったり、体重がつま先にかかりすぎないように注意しましょう。
それぞれのポーズに慣れてきたら
3つのポーズをつなげて呼吸に合わせて動くとより効果的です。
やり方:
1)山のポーズから息を吸って両腕をあげる。
2)息を吐きながら椅子のポーズへ。
3)息を吸って両腕を上げたまま膝を伸ばす。
4)息を吐きながら腕をおろして山のポーズに戻る。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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