【朝のオイルマッサージ】身体の痛みや不調を改善方向へ導くセルフケア習慣とは

 【朝のオイルマッサージ】身体の痛みや不調を改善方向へ導くセルフケア習慣とは
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元田裕子
元田裕子
2022-11-19

朝の過ごし方の一つにオイルマッサージを取り入れてみませんか?朝のオイルマッサージは様々な痛みや不調にも良い効果がありそうです。アーユルヴェーダの智慧を生活に取り入れてみましょう。

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頭痛、肩コリ、腰痛、関節痛、生理痛、古傷の痛み…。いろいろな身体の部位に痛みを感じる方は、結構多くいらっしゃいます。台風の気圧変化はジェットコースター並みに急激に変化しているので、それに順応しようと身体への負担は自然に起こりうることです。また、空気が乾燥することで肌も乾燥しやすく、保湿もしっかり行いたいところです。季節の変化に対応する身体のケア、日頃のセルフケアとして、5000年以上前から伝わるホリスティックな医学であるアーユルヴェーダの智慧を生活に取り入れてみませんか?自分の身体を大事に労っていきましょう。

オイルマッサージ

アーユルヴェーダでは、朝にオイルマッサージを推奨しています。オイルマッサージの効果は以下のようなものです。

●老化を遅らせる

●疲労、倦怠感を減らす

●身体の痛みを改善

●美肌になる

●体力アップ

●視力改善

●睡眠の質を改善

使用するオイルは、セサミオイル(太白ごま油)をオススメします。アーユルヴェーダでは、「セサミオイルは全てのオイルの王」と言われるほど万能で優れたオイルと考えられています。ただ、ごまアレルギーをお持ちの方はアーモンドオイル、ココナッツオイル、マスタードオイルなどの植物油でも活用可能です。

セサミオイル(太白ごま油)の温め方法

オイルを使用する際は、少し温めると良いとも言われています。オイルを加熱することにより不純物が取り除かれる。また、「重性」から「軽性」へと性質が変化すると言われています。肌に付けたときサラサラと軽い質感になり、肌への吸収や、体内の深層部へ吸収が高まり、より効果を高めるとも考えられています。

●土鍋や厚手のステンレス鍋にセサミオイル(太白ごま油)を入れ、超弱火で熱する。90~95度に達したらすぐ火を止める。

●油の温度が下がったら遮光瓶に入れて冷暗所に保存。2~3ヶ月を目安に使い切ると良い。

※上記でご紹介した他の油で、ココナッツオイルは温める必要はない。

オイルマッサージの方法

適量の油を手にとり、まず手のひらで擦り合わせ温めてから両手で足先~頭頂まで、毛並みに沿うよう擦っていく。頭は油を付けすぎると髪の毛もベトベトになってしまうのでお気を付けください。肌がサラサラにスッキリする感じであればOK。全身へのオイルマッサージはもちろん効果的ですが、もし、全身が困難な場合、頭と足(膝下)だけでもとても効果があると言われています。

頭
photo ACより 頭オイルマッサージ
足
photo ACより 足(膝下)オイルマッサージ

ゆったりした呼吸に合わせて、優しい圧で行ってみてください。

※以下の症状がある場合はオイルマッサージは避けてください。

食後、満腹時、重度の消化不良や便秘、発熱中、妊娠中(特に妊娠初期と後期)、生理中

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元田裕子

元田裕子

ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。



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