股関節が硬くてあぐらで膝が下りない人に!【たった1分揺らすだけ】劇的に柔らかくなる「骨盤ほぐし」
あぐらで座った時に、股関節が硬く開いた膝が床に近づかない人や、両ひざの高さに左右差がある人は、骨盤周りの筋肉をゆるめることで改善するかもしれません! 片脚30秒、両膝1分ゆらゆらするだけでOKの骨格調整をご紹介します。
骨盤がゆがむ原因は?
骨盤がゆがむとは、主に骨盤を支えている筋力がアンバランスになりねじれなどが起こることを指します。日常のささいな動きや崩れた姿勢により、骨盤のゆがみは引き起こされる場合があります。
・パソコン作業でマウスを(右手で)使っている方は、左側体重になりやすく、左側の腰やお腹の筋肉が縮こまって固くなりやすい。左脚に右脚をかけるように脚を組む癖がある方は、この傾向が強い可能性がある。
・片方の腰の骨(骨盤)に子供をのせて抱っこをする機会が多いと、腰が常に横向き&前に押し出されており、腰に負担がかかっている。腰に痛みを感じたり、恥骨が足の付け根より極端に前に突き出ているような場合は、骨盤のゆがみが起きている可能性がある。
・テレビを観ながらの食事で、テレビが正面にない場合は体がねじれた状態で食事をしている。このねじれの癖が日常の些細な動きにも影響して、片脚体重になりやすくなるなど、気づかぬところでねじれを助長している。
以上のような生活を続けていると、骨盤がゆがみやすくなります。あぐらで座った時に膝の高さに左右差があったり、また、スカートをはいているときにスカートがいつの間にか回っている……という人は、骨盤がゆがんでいるかもしれません。
骨盤のゆがみを放置すると……!?
骨盤は日々動いています。脚を組んだり、背もたれに寄りかかって腰を丸めて座るだけでも骨盤の状態は変わります。慢性的にゆがんでいる状態が続くと、様々な痛みや不調を招く可能性があります。
・腰痛、背中の痛み、肩こり
・股関節の痛み、不調、つまり感
・便秘
・骨盤内の血行不良による生理痛やPMS
・むくみ
・お腹ぽっこり、腰回りに脂肪がつきやすいなどの体型の乱れ
もちろん、以上の症状は骨盤のゆがみだけが原因ではなく、複数の原因が重なっている場合も多いです。まずは骨盤から整えていくことで、骨盤の上につながっている腰、背中、肩などの上半身全体の姿勢が整えられます。
片脚30秒!揺れるだけの骨盤調整
骨盤は日々ゆがむ可能性にさらされています。できれば毎日、少なくとも週に1回は骨盤のメンテナンスを行いましょう。こまめにメンテナンスしていくことで、不調の原因をため込まない体が作られます。今回ご紹介する「揺れるだけエクササイズ」は、片脚たったの30秒です。テレビを見ながら、お風呂上がりになど、日常のルーティンに取り入れてみてくださいね。
1.片膝を立てて、お尻にある骨(坐骨)の真下にローラーを入れる。(ローラーがない場合は、ヨガブロックやバスタオルで代替可能)
2.膝に手を当て、膝を左右に揺らし、坐骨周りの筋肉をほぐす。
3.余裕があれば、さらに膝を持ち上げて大きく膝を左右に揺らす。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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