理学療法士が解説【長時間同じ姿勢でいるリスクとは】姿勢の固定化を解放&リセットする「セルフ牽引」

 理学療法士が解説【長時間同じ姿勢でいるリスクとは】姿勢の固定化を解放&リセットする「セルフ牽引」
セルフ牽引エクササイズ
堀川ゆき
堀川ゆき
2022-06-30
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まとめ

「リセットエクササイズ」いかがでしたか?今回は「リセットエクササイズ」のうち、「セルフ牽引」を紹介しました。

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イラストAC

首や腰などの脊椎の牽引療法の目的として、
①椎間関節周囲軟部組織の伸張
②椎間板、椎間関節の軽度の変形、変位の矯正
③椎間関節の離開
④椎間孔の拡大化
⑤椎間板内圧の陰圧化と、椎体前後靭帯の伸張による膨隆髄核の復位化
⑥攣縮筋の弛緩
⑦マッサージ効果による循環改善・促進
などがあげられています。こう書くとちょっと難しく感じるかもしれませんが、今回の要点は次の通りです。
どれだけ正しい姿勢でも、同じ姿勢を長時間続けることは身体に負担をかけます。そこで、こちらで紹介した重力に逆らう方向に引っ張る「セルフ牽引」を行って、身体にかかる負担をこまめにリセットすることを心掛けるようにしましょう。

参考:
奈良勲「標準理学療法学 専門分野 物理療法学」医学書院,2008
荒木茂「マッスルインバランス改善の為の機能的運動療法ガイドブック」運動と医学の出版社,2020

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AUTHOR

堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。滋賀県出身。 モデルやレポーターとして活動中にヨガと出会い、2006年に単身渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在慈恵会医科大学附属病院ペインクリニックで勤務する。慶應義塾大学大学院医学部博士課程在学中。公認心理師と保育士の資格もあわせ持つ、二児の母。 2023年に出版の著書『理学療法士がすすめる ウェルエク-Exercise for Wellness-ウェルネスのためのエクササイズ 究極これだけやれば!身体万全』好評発売中。 https://amzn.asia/d/h3P5HRy



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