【アーユルヴェーダ】肌トラブルから考える自分のドーシャと、ドーシャ別注意ポイント
起きやすい肌トラブルから自分の体質(ドーシャ)を知り、化粧品に頼らない肌トラブル予防方法をご紹介します。
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダはインドとスリランカで実践されている伝統(医学)療法であり、サンスクリット語で「ayur」=生命、「veda」=知識を表します。
現代においてアーユルヴェーダは西洋医学の代替え手段として世界保健機構(WHO)からの認定を受け、予防医学として注目されています。
アーユルヴェーダの体質論「ドーシャ」
アーユルヴェーダでは、身体には「ピッタ」「ヴァータ」「カファ」といった3つの性質エネルギーが働きかけていると言われています。これらのエネルギーをドーシャと呼びます。この3つのドーシャがバランスが取れている状態をアーユルヴェーダでは健康と位置付けられています。
人には生まれた時から体質が違うように、ドーシャも自分にあった3つのドーシャレベルを持って生まれます。3つのドーシャを持っている人、2つのドーシャを強く持っている人、1つのドーシャを持っている人とさまざまなバランスがあり、この自分のドーシャレベルが崩れると肌トラブル、体調不良を招きます。
今回は肌トラブルから自分が強く持っているドーシャはどれかを知っていただき、その肌トラブルはどんなことを気をつければ起きないのかをご紹介していきたいと思います。
肌トラブルから考える自分のドーシャと気をつけること
PITTA(ピッタ)
ピッタは火のエネルギーとされ、熱・鋭・流・変・液といった性質を持っています。
【こんな肌トラブルが起きやすい】
赤み、炎症が出やすい
Tゾーンのテカリ
しこりのある大きい赤ニキビ
毛穴の開き
【気を付けること】
ポイントは<リラックス・クーリング>
・食欲が旺盛な人が多いので、食べ過ぎに注意
・消化器疾患になりやすいので辛いもの塩分の多いものは控える
→食べすぎる、刺激物は胃腸に炎症が起き、肌の炎症も現れる
・皮脂が出やすいので揚げ物、ナッツなどの油物を控える。
・汗はこまめに拭かないと湿疹になりやすい
→汗に油が混じること(皮脂分泌)でニキビに繋がりやすくなる
VATA(ヴァータ)
ヴァータは風のエネルギーとされ、軽・冷・乾・粗・動という性質を持っています。
【こんな肌トラブルが起きやすい】
乾燥して粉をふくことも
顔がくすみやすい
ニキビは白い細かいニキビ
毛穴の黒ずみ
【気を付けること】
ポイントは<規則正しく・温める>
・体が冷えやすく、血行不良も起こしやすいため生野菜や冷たい食べ物を避ける
・乾燥しやすいので乾燥したものを控える
→食べ物で内側を冷やさない、乾かなさないのが肌の透明感に繋がる
・食生活が不規則になりやすいので規則正しい時間に食事をとる
・湯船にしっかり浸かり体を温める
→”動”の性質を強めないためにもお風呂や食事の時間を作るのが大切
KAPHA(カファ)
カファは水のエネルギーとされ、重・冷・遅・油・緩という性質を持っています。
【こんな肌トラブルが起きやすい】
肌がごわつくことがある
ニキビは白い膿がある
毛穴の詰まり
【気を付けること】
ポイントは<動く・溜めない>
・代謝が悪いので水分を多く含んだ果物などは避ける
・太りやすいので夕食は軽めにする
→排出が苦手な分、溜めやすいものは避けることで肌の不純物も溜まらないようにする。
・運動習慣や早起きの習慣をつけて重くなりやすい体を予防
・毒素が溜まりやすいのでマッサージを積極的にとりいれる
→体の循環を良くすることで軽くするのが大事!
自分の体を知って習慣から肌を整えよう!
今回ご紹介したように、ドーシャのバランスが崩れてしまうことが肌トラブルにつながります。
反対に肌とトラブルを起きたときは、気をつけることと反対のことを自分はしてしまっていたのかもしれないので、それらの習慣を見直すと悪化を防ぐことができるかもしれません。
トラブルは表面からの対策やその日、その場の対策ではなく、予防をすること、根本から改善していくことが大切であり、それがアーユルヴェーダの考え方でもありますので是非コスメに頼らない美容方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
yurina
美容専門学校を卒業後、更にカナダの美容専門学校へ留学。カナダ滞在中にメイクアップアーティストとしても活動。 もともと自身の肌が弱いことと世界旅行が趣味ということもあり、オーガニックコスメに魅了され、帰国後オーガニックコスメのセレクトショップで働きながら化粧品成分、オーガニックコスメについて学ぶ。オーガニックライフを送る中で、自分の生き方とヨガが通ずるものがあると感じ、ヨガインストラクターの資格を取得しにハワイへ。フリーのヨガインストラクターとして現在名古屋・岐阜を中心に活動中。
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