座りすぎた日は股関節がガチガチに?固まった股関節を気持ちよくほぐす方法とは
仕事や家事に没頭していると「気づけば何時間も座りっぱなしだった!」なんて時、ありますよね。座り過ぎてあちこちがガチガチに凝ってしまい、なんとかしたいけれど何から始めればいいのかわからないなんて声も聞きます。今回は、そんな時に特にケアすべき部位とほぐし方をご紹介します。
座り過ぎた時にケアすべき部位とは?
長時間座り続けた後立ち上がると体が重いと感じたり、凝り固まっている感覚がしたりする時、自分でケアして改善できたらいいですよね。忙しくてじっくりとケアする時間を取れない場合でも、ポイントを押さえてほぐすことで、固まった関節と筋肉を緩めて快適な身体に近づけることができます。そのために、まずほぐしていただきたいのが骨盤周辺、中でも股関節は優先的にほぐしていただきたい部位です。
股関節をほぐすべき理由
股関節は私たちが日常生活の多くの場面で重要な働きを担っています。歩いたりしゃがんだり階段を登ったりといった日常的に当たり前に行っている動きに股関節の働きが関わっています。股関節が様々な方向へ無理なく動くことによって日常生活を快適に過ごすことができるのです。反対に、股関節の可動域が狭まってしまうと、これまで当たり前に行っていた動きが取りにくく日常生活に支障が出てきてしまいます。
股関節が固まる原因のひとつとして、長時間同じ姿勢で過ごすことがあります。つまり、座りっぱなしで過ごす時間が長ければ長いほど股関節は固まり、その周辺の筋肉も固まってしまうのです。このことから、腰痛や背中の張り、肩こりなどの不調にも繋がってしまうのです。「座り過ぎたらとりあえず股関節を動かす」ことを習慣化すると血流は改善され、筋肉や身体がほぐれやすくなると言えます。
股関節が固まった時に効果的な動きとは?
座りっぱなしであちこちが固まってしまったと感じた時、まずは股関節をほぐすことをお勧めしましたが、股関節の動きといっても様々な動きがあります。座り過ぎた後に股関節ほぐしを行う場合にお勧めの動きをご紹介します。
股関節〜腰周辺ストレッチ
この動きは、股関節を動かしながらお尻や腰といった座りっぱなしによって固まりやすい部位もほぐすことができます。
1. 両足を前に投げ出して座り、爪先で円を描くようにして股関節を動かします。
2. 両膝を立てて両手は後ろに着き、両膝を左右交互にゆったりと倒します。数回行いましょう。
3. 両膝を右側に倒します。息を吐きながら、左手でお尻を押しつつ顔を右側や右後ろへと動かします。
4. 息を吸いながら正面に戻ってきて、吐きながら反対側を行います。3巡程度行いましょう。
しっかりケアしたい場合は動画を見ながら動いてみましょう!
座りすぎた後にガチガチに固まっていると感じたら、動画と一緒に動いてみることをお勧めします。股関節や骨盤周りのほぐしはもちろん、全身をほぐすことができます。全てを行う時間や元気がなくても、無理のない範囲でできる動きだけ行ってみてもかまいません。座りっぱなしで過ごした後は、凝り固まった身体を放置せず、少しでもケアする習慣をつくっていきましょう!
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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