【即効性がすごい！頭痛・頭の重さがスッキリ】アンジャッシュ児島も効果を実感「頭痛が和らぐヨガ」

今回のお悩み【頭痛＆頭が重い】

今も時々悩まされる頭痛。睡眠不足だと頭が重たくて……
頭痛は最近ずいぶん軽くなったんだけど、10年前まで喫煙していたころ頭痛がひどくて悩んでいたんだよね。今でも天気や気圧の変化によっては時々、痛むこともある。あとは、遅くまで飲みすぎた翌朝とか、あまり眠れないまま起きたときはやっぱ頭が重たいな～って。ヨガで何かいい解決法はあるのかな？

解消ポイントは？

頭に上った血を下げてカームダウン！
現代人は体を動かさず、デスクワークで頭ばかりを使う人が多いから、血液やエネルギーが上に集まりやすく、頭痛や頭の重たさに悩む人は多いですね。そんなときは、「トラタカ」という瞑想法や「クンバカ」という呼吸法で思考や感情を鎮め、内側を空っぽにする時間を持ってみましょう。シールシャーサナで滞った血液やエネルギーの巡りを促すと全身の循環が整い、頭の重たさもスッキリしますよ！

WORK１トラタカ

揺らめく炎を見つめて一点集中しながら、頭の中の考えごとや心に渦巻く感情を手放す瞑想法。意識が散漫になりがちな人も集中力が高まります。

HOW TO
楽な姿勢で座り背骨を伸ばし、肩の力を抜く。目線の高さに置いたロウソクの炎をじっと見つめて。（１～２分）

◎POINT
最初は自然にまばたきをしながら、慣れてきたらまばたきを止め、目を大きく開き、涙を出してあげるとデトックス＆リラックス効果がUPします！

WORK２クンバカ

意識的に息を止め、考えすぎる思考や感情をいったん「空」にリセットする呼吸法。心身がクールダウンして器も空っぽになり、新しい自分に！

HOW TO
お腹に手を当て腹式呼吸を感じながら、鼻から５秒で吸い、５秒間止め、鼻から５秒で吐き切り５秒間止める。

吸（5秒）→止（5秒）→吐（5秒）→止（5秒）

◎POINT
あごを鎖骨に寄せて、喉の前側を塞ぐように。息を止める時間にフォーカスしながら、何も考えない・感じない「空」を感じてみて！

WORK３シールシャーサナ

偏った血流やエネルギーのバランスを全身に巡らせ整えてくれるシールシャーサナ。「アーサナの王様」といわれるこの万能ポーズは１分やるだけで効果大！

HOW TO
①四つん這いで両肘を床につき、両手で両肘を掴んだら、肘の幅はそのままに、両手を組む。

②両手で後頭部をホールドするように頭頂を床につく。脚を歩かせお尻を頭の真上にセット。

③床を軽く蹴り、両脚を頭頂・お尻の延長上に伸ばす。お尻に力を入れ、足首はフレックスに。（５呼吸）

できる人は！
児嶋さんはタルン先生の手を借りて、パドマーサナを組んだ上級バージョンにもトライ！

◎POINT
目を開けて一点に集中。逆立ちが難しい人は、お尻を頭の真上にセットして両脚は床についたままのハーフシールシャーサナでもOKです！

自然をじーっと見つめ、「空」になる心地よさを実感

「普段は頭が働きっぱなしで、何も考えず完全に空っぽになる時間ってほとんどないけど、今日は頭も体も軽くなったな！」と効果を実感する児嶋さんに、タルン先生がこんなヒントを伝授！
「器は空っぽのほうが新しいものがたくさん入れられるように、人間も『空』になる時間はとても大事。トラタカの対象として、炎以外にも、お気に入りのクリスタル、夜空の月、夕陽、遠くの山や木々など、日常の中で見つけた自然の何かに一点集中して、ふとした時間にも『空』の効果を味わってみてください！」

試してみた感想は…？

すぐに頭がすっきり！そんな即効性もうれしいね
シールシャーサナは家で時々やるんだけど、日常で逆さまになることはないし、やると頭も全身もスッキリするなって改めて。対象物があるトラタカは、瞑想状態に入りやすいね。日常でも気軽に取り入れたいッス！

児嶋一哉さん
1972年生まれ。俳優業でも高い評価を受ける。現在は、YouTubeチャンネル「児嶋だよ！」も配信中。2008年にヨガを始め、2016年、2022年に本誌主催アワードで「ベスト・オブ・ヨギ」を二度受賞。近著に『おっさんずヨガ』（インプレス）、エッセイ集『俺の本だよ!!』（世界文化社）がある。

教えてくれたのは…タルン先生
インド出身、ヨガインストラクター。幼少期からインドでヨガを鍛錬、25年以上の指導経験を持つ。2012年に来日し、モデルとして活動しながら首都圏を中心にヨガを指導。TVや雑誌でも活躍。児嶋さんとも共演、多数！