〈ダイエット〉全身痩せに効果あり!ガチガチ肩甲骨・股関節を同時にほぐして代謝をあげるヨガエクサ
肩甲骨や股関節まわりが硬く動きが悪くなると、様々なデメリットや不調につながります。今回は、肩甲骨と股関節を同時にほぐす2つのヨガポーズを繋げて動くエクササイズをご紹介します。肩甲骨や股関節の硬さが気になる人、肩や腰まわりが重い人、代謝を高めて全身スッキリさせたい人は試す価値ありです。
肩甲骨の動きが悪くなると起こる3つのデメリット
1.肩・首・背中のコリ
首から背中にある筋肉の多くは、肩甲骨の動きと大きく関わっています。そのため、肩甲骨が動かないと周囲の筋肉も同様に動きにくくなり、肩、首、背中など、広範囲のコリやこわばりに繋がります。
2.四十肩・五十肩
肩甲骨の動きは、姿勢や腕の動きにも影響します。動きが悪くなると、肩や腕が内巻きになり猫背になりがち。猫背がくせになると腕の可動域も狭いままかたまります。そのまま腕が上がらない状態に陥り、四十肩や五十肩に繋がる可能性もあります。
3.パフォーマンス・代謝の低下
腕は肩から伸びているのではなく、肩甲骨から繋がっています。肩甲骨を動かすことで、腕が長く伸び、ヨガのポーズも美しく安定します。逆に肩甲骨が動かないと、他の運動や普段の何気ない動作においても、確実にパフォーマンスが低下し、代謝も上がりにくくなるのです。
股間節の動きが悪くなると起こる3つの不調
1.むくみ・冷え
股関節まわりがかたまると、血液や体液が下半身に溜まり巡りが悪くなります。そのままの状態が続くと、下半身だけでなく全身のむくみや冷えに繋がります。
2.腰痛
股関節は、骨盤や腰椎と連動して動きます。股関節の動きが悪くなると、他の部分にかかる負担が大きくなり、腰や骨盤周辺の筋肉疲労に繋がります。そのため、腰痛が起きやすくなるのです。
3.下半身太り
股関節の動きが悪くなると、お尻や腿裏の筋肉をうまく使えず、前腿に負担がかかりやすくなります。その状態で運動したり、歩いたりすると腿が前や横に張り出し、太って見えてしまうケースも…。
肩甲骨と股関節を動かすエクササイズ
肩甲骨と股関節をしっかり動かすエクササイズをご紹介します。まずは一つ一つのポーズを練習!慣れたら呼吸に合わせて2つのポーズを繋げてみましょう!
女神のポーズのやり方とポイント
1.肩幅の2倍ぐらいに足を広げて立つ。
2.息を吸って両手をバンザイ。
3.息を吐きながらつま先を外に向け、膝が直角になる位置を目安に腰を落とす。肘を曲げて肩の高さでキープ。
肩、肩甲骨を腰の方に下ろし、上半身の余分な力を抜きましょう。膝が内側に入らないように、体が前に傾かないようにして重心を真下に下ろします。膝の角度は直角より大きくてもOK!無理のない範囲で調節するといいでしょう。
水を飲む鳥のポーズのやり方とポイント
1.肩幅の2倍ぐらいに足を大きく広げて立つ。
2.息を吸って両手をバンザイ。
3.息を吐きながら、両手を振り下ろし後ろへ。背骨を長く保ったまま体を前に傾ける。
背中や腰を丸めず、股関節から体を2つ折りにするイメージで前屈します。首を詰めないように、肩や肩甲骨を腰の方に下ろし耳と肩の距離を遠ざけましょう。
2つのポーズを繋げて動こう!
1.肩幅の2倍ぐらいに足を大きく広げて立ち、息を吸ってバンザイ。
2.息を吐いて女神のポーズ。
3.次の吸う息で膝を伸ばし両手をバンザイ。(1に戻る)
4.吐く息でつま先を正面に向け、水を飲む鳥のポーズ。
肩甲骨と股関節を意識して動かすことがポイント。呼吸を深めながら2つのポーズを繋げます。一連の動きを5~6回程度繰り返すといいでしょう。
最後に
肩甲骨と股関節を同時に動かすこのエクササイズは、かたまった筋肉をほぐす全身運動です。しっかり動くことで可動域を広げ、血流改善、体温や代謝を上げる効果も期待できます。
また、ポーズをキープしたまま呼吸を数回繰り返すと、腕や脚の引き締めにも効果ありです!
肩甲骨や股関節まわりがほぐれ、大きく動かせるようになると、体調はもちろん、ヨガや他の運動も、より楽しめるようになるはずですよ。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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