【インタビュー】初代バチェロレッテ・福田萌子を「30問30答」で徹底解剖! #ヨガする人は美しい

 【インタビュー】初代バチェロレッテ・福田萌子を「30問30答」で徹底解剖! #ヨガする人は美しい
photos by Satoshi Kuronuma(aosora)

いつもまっすぐオープンで、身体も心も、芯の強さとしなやかさを兼ね備えた姿が美しい、モデルでスポーツトラベラーの福田萌子さん。ヨガにランニングにロードバイクに山登り......と、スポーツと共にある日常をア クティブに楽しむ姿、純粋な心で感じた日々の体験や想いを語る言葉たちも、多くの女性から共感を集めています。本誌vol.81でも凛とした美しい上級アーサナとともに、「自己肯定力と自分軸 のつくり方」について語ってくれました。オンラインではそんな彼女のさらなる魅力と素顔を、 30問30答で徹底解剖します!

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Q1.どんな性格ですか?

悩みを抱えるときは「なんでだろう……どうしてうまくいかないんだろう」と、考え過ぎなくらい考え込むタイプですが、納得するまで自問自答して出てきた思いや答えはいつもシンプル。幸せと感じる瞬間もすごく単純で、朝日が昇ったら幸せ、美味しいコーヒーが飲めたら幸せ、大好きな人がただそこにいるだけで幸せ。感情を回りくどく伝えるより、嬉しい、ありがとう、傷ついた、悲しい気持ちになった、など思ったことを率直に相手に伝えるようにしています。

Q2.好きな色は?

ずっと昔から「黄色」が大好きです。太陽が黄色いからかな? 元気をもらえますね。他には黒もカッコよくて好きですが、肌の色が綺麗に見えますし、清潔感もあるので「白」もお気に入りです。

Q3.不安や怒りなど、ネガティブな感情になったときの解消法は?

不安なことに関しては、まず自分が出来ること・出来ないことに分けて考えて、出来ないことはなるべく考えず、出来ることは行動に移すようにしています。

怒りに関しては、そもそも、物事を多角的に見られないときに出るのが怒りで「怒り=一方通行な感情」だと思っています。たとえば誰かの言動が、自分の常識や当たり前と違ったときに「なんでそんなことするの?」と怒りを感じことがあると思いますが、相手には相手の、自分とは違う常識や思いがあって、相手は良かれと思って取った言動だったかもしれない。人それぞれに「当たり前の常識」って違うものですよね。だから自分の思いだけで一方的に怒るんじゃなく、相手の立場や思いなども多角的に見られるように想像力を膨らませ、怒りの感情に対処するようにしています。

Q4.疲れた、と思ったときにすることは?

疲れの種類にもよりますが、身体の疲れが溜まっているときは、軽いランニングかヨガ、ピラティスをして疲れをリリースしています。気持ちが疲れているときは、山に登る、など自然に触れると元気が蘇りますね。

Q5.メリハリボディの秘訣は?

日々の積み重ねです。決してストイックな生活を送っているわけではありませんが(笑)、日々の努力が1ヶ月後、1年後の自分を作っていくと考えています。大きな視点で考えながら、日々できる許容範囲の中で運動して、食べるものや飲むものまで意識を向けてケアをしています。

福田萌子
photos by  Satoshi Kuronuma(aosora)

Q6.理想の女性像は?

優しい人ですね。優しい人って、強い人だと思うんです。誰だって自分は傷つきたくないから、もしも誰かに心無い言葉を言われたり傷つくような事があったら、それを受け入れないように相手の意見を否定したり、もしくはそれと同じぐらいのパワーで相手のことを傷つけ返しちゃったり......それって自分が傷つくのが怖いからですし、それは弱さだと思うんです。

でも本当に優しい人って、自分がどんなに傷つけられても、相手の言動も自分が受けた傷も全部受け止めて、そこで相手を傷つけ返すこともしない、相手も否定せずにただ自分の意見を述べる......それって強くないとできないですよね。そういった強さや優しさを持った人が理想ですね。

Q7.素敵だな、と思う人の共通点は?

自分の軸をしっかり持っていて、それでいて相手を思いやりながら「相手主体」で進めることができる人。能力が高いのにとても謙虚な人は、素敵だなって思います。

Q8.ヨガは、ライフスタイルにおけるどんな存在?

私は毎朝ヨガをしているので日々実感しますが、ヨガは身体をニュートラルな状態に整えてくれるもの。ニュートラルな身体って、どこも痛くないし不調がない、朝起きても全身どこも快調で硬さがなくて、手足が自由に動いて、肩こりも頭痛もない。脚の張りや浮腫みや重さも何もない、股関節の詰まりも、滞りもない......赤ちゃんのような状態が理想(笑)。そこまで完全には戻れないけれど、ヨガは心身を本来のニュートラルな状態に戻してくれる存在です。

ダウンドッグ

Q9.ヨガを学んでいて難しいと思うところは?

もともとの骨格や長年の姿勢の癖で蓄積で固まってしまった部分を使うポーズは難しさを感じます。たとえば肩まわりはとモデルのモードなポージングのクセで巻き肩になっていました。2年くらいかけてだいぶ正しい位置に戻る事が出来ましたが、今もまだ癖が元に戻らないように意識しています。

Q10.得意なヨガのポーズは?

好きなポーズは、リバースウォーリアとダウンドッグ、全身がすっごくほぐれるから好きですね。リバースウォーリアもダウンドッグも、呼吸をしっかり吐き切るまで吐いて、たっぷり吸ってを意識しながら5呼吸するだけで、新鮮なエネルギーが全身が上から下までスーッと通り抜ける感覚になれます。ただポーズの形をとるだけじゃなく呼吸とともに味わう、呼吸によってエネルギーが満ちる感覚は、ヨガの素晴らしさを感じる瞬間でもあります!

Q11.苦手なヨガのポーズは?

クジャクのポーズ全般が苦手です。腕で支えるようなハンドスタンド系が、コツがうまく掴めなくて苦手です。力を入れるポイントや筋力を強化するところなど、もっとポイントを学んでみたいです。 

Q12.ヨガを始めて、どんなことが変わった?

可動域が広がりました。長年バレエも習ってきましたが、バレエの場合は意識を上に、どちらかというとフワッと浮く感覚。

ヨガの場合は下半身の土台や重心はしっかりと落として、軸を強く根ざしながらその中で股関節を広げたり、太腿をぐるんとねじるなど外旋・内旋のような繊細な動きを感じながら、呼吸とともに可動域を広げていく感覚。ヨガは、ポーズを取ることで自然と可動域を広げてくれるメリットを感じます。

Q13.寝る前にやるヨガのポーズは?

夜は食事もしっかりと摂る方なので強度の高い運動やヨガのポーズはしないようにしています。ストレッチ感覚で開脚をしたり、針の糸通しのポーズなど身体をほぐすポーズがメインです。

Q14.朝起きたときにやるヨガのポーズは?

日の出とともに起きて、ダウンドックや太陽礼拝、シールシャーサナ(ヘッドスタンド)などをしています。時間に余裕があるときは、太陽礼拝の時間を長く取りますが、忙しいときでも3周は必ずしています。

3周だけでも全身がほぐれますし、チャトランガなど筋トレ効果が高いポーズもあるので、ストレッチと筋トレがバランスよく出来るので大好きです。毎回終わる度に「本当に素晴らしいシークエンスだなぁ」と感動しています。

シールシャーサナ(ヘッドスタンド)は3分程ホールド。これは「揺るがない自分軸」を見つけるのにもすごく役立ちます。最初はまっすぐ脚先を天井に伸ばして、その後に脚を前後左右に開脚したり、また天井に伸ばしてそこから脚を90度まで下ろしてまた上げて……などアレンジを入れた後、最後にゆっくり降りてチャイルドポーズでリリースしています。

Q15.今ハマっている食べ物は?

アーモンド。そのまま食べるのもいいですが、サラダやドレッシングにも入れるので私には欠かせない食べ物です。最近は朝走る前にプロテインスムージーを作るのですが、その中にも入れています。

食べ物

Q16.毎日の食事で気を付けていることは?

私は食べる事が大好きなので、もしも健康や体型に支障が出ないのなら、ずっと食べ続ける自信があります(笑)。自分の中でルーティーンを決めて大好きな夜ご飯を中心によく食べるのですが、次の日朝早くから撮影がある時に夜ご飯を軽めにしたり塩分を控えめにすると、朝の寝起きや身体の軽さが全然違うなと感じます。ランニングをするんだったら軽い身体で飛ぶように走りたいですし、身体が重いと好きなヨガやスポーツも楽しめなくなるなと思うので、運動の楽しみやクオリティを上げるためにも「必要以上に食べ過ぎないこと」「塩分を控えめにすること」を気をつけていきたいですね。

Q17.スキンケアで気を付けていることは?

とにかく保湿です! そもそも私は沖縄出身で乾燥とは無縁だったんですが、上京してから喉が渇いたりイガイガしたり、お肌もトラブルを感じたりしていました。でもそれが「乾燥のせい」だとは気付かなくて……すべて「乾燥」が原因だとわかったのはここ数年。とくに夜はクリームをたっぷり塗って寝ます。お部屋に加湿器もつけているんですが、それでも冬場は乾燥が気になってしまいます。でもベッドルームに洗濯物を干すようにしたら、湿気のおかげで乾燥も気にならなくなりました。

Q18.お気に入りのスキンケアアイテムは?

もう10年近く愛用している「ドゥ・ラ・メール」のクリームや、「GOTO」の洗顔。最近使い初めて感動したのは「エイリス」のフェイスマスクとKORAのスクラブパック。ボディケアは「ポール・シェリー」のハーバルオイルを愛用しています。

スキンケア

Q19.毎日欠かさない習慣は?

Q.14のヨガを毎朝することと、朝起きたらまず白湯を飲んで、それからコーヒータイムも欠かせません。

Q20.洋服はどのように選んでいますか?

自分に似合うもの、そして長く使えるものというのも大事ですね。お洋服だけでなく、なんでも大事に長く愛用したいので同じ種類の物は一つを大切に使い、消費をしたらまた次を購入するのでストックはあまり持たない方です。

Q21.数時間ぽっかり空いたら何をしたいですか?

とにかくランニング! もしくは長い時間が取れるときは、自転車に乗って山に行きます。

Q22.最近悔しかったことは?

お友達と久しぶりに一緒にランニングをしたのですが、そのときに思うように身体が動かなくて、全力で楽しめなかったことです。

Q23.大切にしている言葉は?

言葉の選び方を大切にしています。言葉はときに凶器にもなるから「自分の一言が誰かを傷つけるかもしれない」と自覚をして、丁寧な言葉でお話するほうがいいですよね。自分は悪気がなかったとしても人それぞれ「当たり前」が違うので、人によっては嫌味に聞こえたり傷ついたり、という場合もあるかもしれません。だからなるべく誤解を生まないように、綺麗な言葉遣いを大切にしていきたいなと思っています。

Q24.忘れられない出会いはありますか?

たくさんあります! 今でも仲良しのお友達、疎遠になったけどずっと想っているお友達、心で対話した人たちとの出逢いはすべて忘れられないものです。

Q25.幸せを感じるのはどんな瞬間?

なんてことない「日常」に幸せを感じます。例えば、朝日を見たとき、自転車に乗っているとき、美味しいコーヒーを飲んだり、ご飯を食べたとき、そして大好きな人といるとき。好きな人と朝日を見ながら一緒に体を動かしてコーヒーを飲んだら、もう幸せが重なり過ぎて涙が出ます(笑)。

Q26.好きな場所、パワースポットと感じる場所は?

「山の中」ですね。何十回と通っている屋久島の森は、エネルギーが漲るパワースポットで行くたびに「私の帰る場所だなぁ~」と思います。

山

Q27.コンプレックスはありますか?

たくさんあります。でもコンプレックスだからって目を背けたり否定するんじゃなくて、コンプレックスとも前向きに向き合っているほうかもしれません。たとえばさっきの巻き肩もそうですが、私は骨格的に腰のカーブもストレート気味なので、そのせいですごく苦手なヨガのポーズとかもあるんです。でもベストを尽くしたいから、腰を丸める練習をしたり、必要な筋トレをしてみたり、ピラティスも取り入れながらちょっとずつでも進化していきたい。そんな風に、コンプレックスなところがあっても、どうしたら改善できるかな、と前向きに捉えてチャレンジしていければいいと考えています。

Q28.自分のどんなところが好きですか?

シンプルなところ。人に迷惑をかけたり困惑させるようなワガママに似た素直さではなく、相手に配慮をしながら分別を持って感情を素直に表現するシンプルさを大切にしたいです。大人になると理性が働くようになり子どもの頃の素直さや無邪気な感情、シンプルさを見失いがちになりますよね。大人として成熟させた部分も持ちながら、それでいて子ども頃のシンプルさ、素直さを失わずに楽しんでいけたらな、と思っています。

Q29.今後どのように年を重ねていきたいですか? 

自分の中の「子どもの部分」も成長させながら精神的に成熟したい。穏やかな人でありたいですね。

Q30.これからの目標は? 

今年やりたいことは、南アルプスを歩きたいです! 山大国である日本の山にすごく興味があります。大好きな山ですが、今は各地で森の荒廃という問題が深刻で、私もずっと通っている屋久島をはじめ、いろんな山に登りながら見て学んでいるところです。これからは日本中の山をすべて見て回るぐらい山々に登って、もっと自然に詳しくなりたいです。

福田 萌子/プロフィール

モデル、スポーツトラベラー、バレトントレーナー。TV・CMや雑誌などで幅広く活動する。Amazon Prime Video配信の「バチェロレッテ・ジャパン」にて初代バチェロレッテを務め、同世代をはじめとした多くの女性から支持を得ている。★福田萌子さんが華麗なヨガポーズで表紙を飾る『ヨガジャーナル日本版』(vol.81)が好評発売中。

ヨガジャーナル日本版
『ヨガジャーナル日本版』(vol.81)より

ブラトップ¥4,990、レギンス¥6,990/ともにアディダス(アディダスお客様窓口☎0570-033-033)、ネックレス、ブレスレット/本人私物、ピアス/スタイリスト私物

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photos by Satoshi Kuronuma(aosora)
styling by JURIKA.A
hair&make-up by Yuki Ishizawa
pose instruction by HANAE
text by Ayako Minato

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ヨガジャーナル日本版編集部

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