【スタミナがつく&乾燥防止に効く】簡単&時短アーユルヴェーダレシピ「ココナッツヴィーガンカレー」
季節の変わり目は体が弱くなって、食欲が落ちたり、肌や髪の毛が乾燥します。だんだん暑くなってくるこの時期にオススメの、滋養強壮に良いヴィーガンレシピをご紹介します。
暖かくなってきましたね!寒さが和らぎ過ごしやすくなった反面、気温の上昇とともに喉の渇きを感じたり、肌の乾燥を感じることはないでしょうか?
冬じゃないのに、肌が乾燥する理由
その理由は、日照時間が長くなったことにあります。アーユルヴェーダでは、1年を太陽のパワーの強さによって2つの季節に分けます。
1つはアダーナカールと言い、太陽が地球に近づき、気温が上昇し、日照時間が長くなる時期を指します。
アダーナとはサンスクリット語で奪う、という意味なのですが、太陽の力が強く、大地や地表の植物から水分や栄養分を「奪う」ので、奪う季節、と言われます。
そのため、アダーナカールの晩冬〜春〜梅雨の時期にかけては、気温が上がるにつれて、汗が出て、体内も乾き、肌や髪の毛、爪などの体の乾燥を感じるのです。そして、体内の水分が減るということは、体液を流れる栄養なども減るということなので、体が痩せたり、体力が落ちたりします。
ちなみにもう1つの季節はヴィシャルガカールと言います。
ヴィシャルガとは、「与える」という意味で、この時期に太陽の力が弱まり、大地やその上に育つ植物に水分や栄養分が「与えられ」ます。その結果、体力が徐々に強くなり、筋肉や脂肪もつきやすくなっていきます。
乾燥肌、体の疲労にはココナッツミルク
そんな季節の変わり目に食べたいのが、ココナッツミルクを使ったカレー。ココナッツミルクは油分が豊富で乾燥にとても良く、梅雨〜夏の時期に特に良い食材です。また、栄養も豊富で滋養強壮にもとても良いです。
ココナッツミルクに含まれる栄養
・ビタミンC
・ビタミンB群
・ビタミンE
・カルシウム
・鉄
・マグネシウム
・マンガン
・リン
・カリウム
・ナトリウム
・亜鉛
また、ココナッツミルクは、アーユルヴェーダのドーシャでいうと、乾燥や軽性を持つワータ(風)のエネルギーの鎮静に特に良いです。ココナッツミルク自体は、冷性で体を少し冷やすので、カレーにしてスパイスや熱い性質の野菜と組み合わせると、冷性が中和されて体を冷やす心配もありません。
また、ココナッツミルクの油分は消化にはやや重いですが、スパイスと一緒に摂ることで、消化しやすくなります。
AUTHOR
アカリ・リッピ―
アーユルヴェーダ著者・セラピスト。本場スリランカでアーユルヴェーダ医師のもと修行。帰国後、1万人の体質改善コンサルをしながら講座で実践的なアーユルヴェーダを指導。著書「アーユルヴェーダが教える、せかいいち心地よいこころとからだの磨き方」 (三笠書房)5刷。都内でサロン経営。大手企業の営業マンだった時の経験を活かし、「忙しい人でも無理なくできる」現代的なアーユルヴェーダを発信。
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