【アーユルヴェーダ的浄化法】万病の素「アーマ(毒素)」を溜めない生活習慣のヒント
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心も体も不安定になりがちな冬の不調は、“ヴァータ”が原因かも?!インドでアーユルヴェーダを学んだ新倉亜希先生に、不調を改善する智慧を伺いました。
【毎日行いたい習慣】アーマ(毒素)を溜めない
万病の素と考える「アーマ」を溜めないことが、アーユルヴェーダの基本。冬、免疫力を落とさないためにもアーユルヴェーダ的正しい一日の習慣「ディナチャリア」からの浄化法を実践してみて。
毎朝「アーマ」をチェックしてみよう
□ 舌苔を確認
起床後、まず鏡で舌の状態をチェック。白く絨毯のように舌苔(アーマ)がついていたら、前日に食べたものが消化できていないということ。体に熱がこもっていると、黄色い。
□ 便を確認
便は、“燃えかす”のようなものなので、きちんと消化ができていれば、基本的に軽く、水に浮く。沈む便は、消化力が落ちていて、便にアーマをたくさん含んでいる。
朝一番の下磨きで溜まった毒素を取り除く
舌苔は味覚も鈍らせるので、朝イチの舌磨きを習慣に。歯ブラシで行うとアーマの量がわからないので、専用のタンスクレーパーを使用しましょう。おすすめは体に良いとされる銅製のもの。3回くらい舌の上を滑らせ、量を確認。アーマが多い場合は、消化力が落ちている証拠なので、食べる割合を朝3:昼5:夜2にするなど、食事を見直して。
![体と心の不安定さを整える冬の毎日アーユルヴェーダ②](https://images.yogajournal.jp/article/106263/GlN7BVBlHOHjH8YH9gV8Ycv1qdzXHsvnwBjtgg95.jpeg)
オイルうがいで油性のアーマを洗い流す
アーマは油性のため、舌磨きでは落としきれない残りをオイルうがいですっきり洗い流します。大さじ2杯ほどのオイルを口に含み、3~5分間口内全体に広がるようにクチュクチュとうがいを。終わったら、カップなどに吐き出して、アーマの量や状態を確認しましょう。使うオイルは、太白ごま油をキュアリングしたものを。適量を弱火で熱し、80度くらいになったら火を止め、冷めてから保存瓶に入れ保管を。
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白湯で体中の毒素を排出する
白湯は体のすみずみまで行き渡り、大掃除をして毒素を体外に排出。いつ飲んでも効果的ですが、デトックスしやすい時間帯である朝、舌磨きとオイルうがい後に飲むのがおすすめ。白湯は、沸騰させた湯を弱火でさらに15分間煮て完成。適量は1日800㎖。飲みすぎると胃に負担がかかるので注意しましょう。
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教えてくれたのは…新倉亜希先生
「アーユルヴェーダビューティーカレッジ」校長。アーユルウェルネス協会理事長。国立大学法人琉球大学非常勤講師。インドでアーユルヴェーダを学び、アーユルヴェーダヘルスコンサルタントを取得。
![体と心の不安定さを整える冬の毎日アーユルヴェーダ①](https://images.yogajournal.jp/article/106313/fwYBisKGwTgncaJn4ujwcPDPVRdrDEoAovuwBHIC.jpeg)
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