なんとなく不調…消化力の低下による「毒素」が原因かも?【デトックスを促すヨガポーズ】
連日続く厳しい寒さ。年末年始の生活リズムの変化から、日常生活に戻り、何だかすっきりしない。そんな事はありませんか?この時期の不調は「消化力」が関係しているかもしれません。
消化力が弱まると「毒素」が蓄積される?
消化力とは、食べたものがきちんと消化吸収する力のことです。消化力を高めることで病気の原因になるとされる毒素が蓄積されにくくなるため、ヨガとも関わりの深い、アーユルヴェーダではとても重要視されています。消化力のことを、アーユルヴェーダでは「アグニ」といいます。アグニはサンスクリット語で「焼く、変化させる」という意味があり、火のエネルギーをつかさどります。このエネルギーが高まっているときは、病気への抵抗力や栄養分の消化吸収が向上すると考えられています。食べ物が適切に消化・代謝されることによって、カラダの細胞や筋肉が形成され、私たちの活力となります。
でも、この時期は冷えやむくみ、便秘、肩こりなどの不調に加え、気持ちが落ち込みがちです。お正月太りも、年末年始の食べ過ぎで胃腸の消化力が弱まることが原因で起きます。
私たちが口にした食事は噛むことでまずは口の中で分解され、食道を通り、そして胃の中でドロドロになり、十二指腸・小腸・大腸と通過しながら、必要なものは吸収され、不要なものは排泄されていきます。食べ物が吸収されやすいように形を変形させるシステムが「消化」です。しかし、この消化には、個人差があることがわかっています。全く同じものを食べても、排泄されるまでの時間には個人差があり、少量で満腹になる人もいれば、なかなかお腹がいっぱいにならない人もいて、これらは消化力の違いによるものだと考えられています。健康な肉体を維持するためには、食べたものがきちんと消化吸収されることが必要です。
消化力を上げるには?
消化力を上げるには、食べ方や食べる時間、食べ合わせなどが大切ですが、ヨガでも高めることが可能です。ヨガのポーズは、内臓に直接働きかけて刺激を与えます。例えば、お腹をねじったり、逆さまになって臓器を逆転させたりすることは、内臓に強い刺激をあたえ、活性化につながります。また、呼吸も消化力と密接に関係しています。すべての臓器は自律神経系によって支配されていて、呼吸も自律神経系に含まれるので、呼吸をコントロールすることで自律神経が整い、自律神経が整い、内臓も整いやすくなります。
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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