周囲を気にせずポーズに集中!ブレない時間をもたらす「ドリシュティ」とは
「ドリシュティ」とは、視線を一点に定めることで集中力を高めるテクニック。アシュタンガヨガジャパン主宰のケン・ハラクマ先生曰く、日々の出来事に振り回されず穏やかな自分でいられるようになれるそう。ブレない自分を手に入れよう!
意識を内側に向けることが大事
クラス中に「他人のポーズの出来が気になる」「ポーズがうまくできなくて恥ずかしい」と意識が乱れてしまうときも、ドリシュティを知っていると意識を内側に向け、外側の情報をシャットアウトできます。ポーズをとる際の凝視ポイントについて、気にかけてクラスを受けるようにしてみましょう。ドリシュティの練習は日常生活にもリンクしていて、これをマスターすると環境や日々の出来事に振り回されず、穏やかでブレのない自分でいられるようになりますよ!
意識を内側に向けるためのテクニック「ドリシュティ」とは?
集中力の散漫を防ぐポーズの凝視ポイントのこと。意識が外に向かい、隣の人や周りが気になることもぐらつく原因。そこで視線を一点に定めたり、意識を内側に向けて精神を集中させます。
ドリシュティの意味と目的
ドリシュティは9つあり、集中して体の感覚を感じやすいよう、アシュタンガヨガでは、ポーズごとに視点が決められています。一点を見つめて距離を測り体を安定させる、また、意識を内に向けて体や呼吸の状態や自分の内側の世界を感じ取り集中力を高める、の2つを目的としています。
9つの視点とは?
1.鼻( ナサグライ)両目で鼻先を見つめながら内側へと意識を向ける
2.第3の目( アジナ・チャクラ)眉間の少し上に目線を向けて内側へ意識を向ける
3.へそ( ナビ・チャクラ)あごを引いておへそを見ることで精神を鎮められる
4.手( ハスタグライ)両腕を広げる・伸ばすポーズで正しい位置を調整
5.つま先( パダヨラグライ)前屈などでつま先を見ることで自然と背骨が伸びる
6.右方遠く( パールシュヴァ)バランスやねじりのポーズで体を安定させる
7.左方遠く( パールシュヴァ)バランスやねじりのポーズで体を安定させる
8.親指( アングシュタマディヤイ)両腕を上へ伸ばしたり胸を開く動きを助ける
9.空の上方( ウールドゥヴァまたはアンタラ)空や天井を見つめることで意識の集中と解放を促す
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く