集中力と安定感を高める。アシュタンガヨガの基本呼吸「ウジャイ呼吸」をマスターするヒント

 集中力と安定感を高める。アシュタンガヨガの基本呼吸「ウジャイ呼吸」をマスターするヒント
NOBUHIRO MIYOSHI

ウジャイ呼吸」とは、鼻から息を吸って鼻から吐くとき、喉の奥でシューッという摩擦音を出す呼吸法のこと。ポーズの安定感やポーズへの集中力を高めます。アシュタンガヨガジャパン主宰のケン・ハラクマ先生にメロディー洋子さんが習いました。

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ウジャイ呼吸とは

喉を閉じ、呼吸の摩擦音に耳を澄ます胸式呼吸のこと。意識的に摩擦音を出すのではなく「喉で鳴っている呼吸音」に耳を澄ます感覚。内側に意識が向き、集中力がUPします。

ウジャイ呼吸の意味と目的

エネルギーを蓄え、気の流れをコントロールします。ウジャイ呼吸は、「勝利の呼吸」と言われ、プラーナ(生命エネルギー)を蓄えたり、気の流れを調整する効果があると言われています。正しく行うことでポーズが安定していきます。また、喉の奥で響く呼吸音を微細に感じ取ることで、リラックス効果を高め、集中力も高めてくれます。

HOW TO

1.お腹を引き締めた状態で、深く吸って吐き、胸に空気を入れていく練習を。次に喉の奥を使って(喉を引き締める感覚)、呼吸を続ける。

ウジャイ呼吸
photo by Nobuhiro Miyosh(RELATION)

2.4秒で吸って、4秒で吐く、と長さを合わせて呼吸。内側で鳴る呼吸の摩擦音に耳を澄ませ、自分の内側に意識を集中させていく。

ウジャイ呼吸
photo by Nobuhiro Miyosh(RELATION)

ヒント①

ウジャイ呼吸
photo by Nobuhiro Miyosh(RELATION)

耳を塞ぐと内側で鳴る摩擦音を感じやすい。慣れると、耳を塞がなくても聞こえるように。

ヒント②

ウジャイ呼吸
photo by Nobuhiro Miyosh(RELATION)

鼻の両脇を指で押さえて鼻腔を開き、鼻ではなく喉の奥で呼吸する感覚をつかみましょう。

教えてくれたのは…ケン・ハラクマ先生

インターナショナルヨガセンター(IYC)&アシュタンガヨガジャパン主宰。日本でヨガを広めた第一人者。人生を有意義に、楽しく過ごすためのヨガ指導&普及活動を精力的に行い、日本国内だけでなく世界各国で活躍している。

モデルを務めたのは…メロディー洋子さん

アメリカ・カリフォルニア州出身。『CLASSY.』『GLITTER』をはじめ、女性ファッション誌、ショー、テレビなどで活躍中の人気モデル。ヨガ歴7年と熱心なヨギでもある。特技は逆転ポーズ。

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Photos by IKKEN URAKAWA
Nobuhiro Miyosh(RELATION)
model by Yoko Melody
Hair&make-up by Kousuke Hori (+ nine)
Text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.43掲載



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ウジャイ呼吸
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