【脚の付け根の違和感】股関節の「つまり感」をほぐす!寝ながら1分マッサージ
座る時間が多いと、脚の付け根につまり感を感じたり、股関節に鈍痛を感じることはありませんか?そんな時は、無理にストレッチで無理に伸ばそうとせず、まずはセルフマッサージから始めましょう。
股関節のつまり感の原因は?
座る時間が長くなると、脚の付け根につまり感や滞り感を感じたり、股関節にじわじわと鈍痛を感じることはありませんか?その原因は、同じ姿勢で長時間いることにより、筋肉が硬くなってしまったからかもしれません。特に座り姿勢で縮こまりやすいのは、腸腰筋と呼ばれる筋肉。背骨から太ももの内側に繋がっている筋肉です。
腸腰筋ってなに?
腸腰筋とは、上半身と下半身をつなぐとても重要な筋肉で、背骨の腰の辺りからつながっている大腰筋と、骨盤の内側からつながる腸骨筋が組み合わさっています(小腰筋もあわせて腸腰筋と呼ぶ場合もある)。腸腰筋は立った姿勢で脚を持ち上げる動きで筋肉が縮み、脚を持ち上げる力を発揮します。これを股関節の屈曲の動きといいます。椅子に座っている姿勢は、股関節はずっと屈曲されたままですので、筋肉は縮んでいる状態。これにより、筋肉が縮んだまま固くなるというわけです。
寝たまま腸腰筋ほぐし&ストレッチ
腸腰筋は体の奥の方にあり、足や手の筋肉のように簡単に触れませんが、腰骨の内側に指を入れることで主に腸骨筋にアプローチできる可能性があります。横向きの姿勢になり、筋肉に力が入らないように緩めて、マッサージしてみましょう。
やり方
1. 横向きに寝て軽く膝を曲げる
2. 腰骨の出っぱっているところの内側に指を入れてマッサージ(親指でもOK) 30秒程度を目安に柔らかく行う
3. 指を奥に入れたまま膝を前後に動かす 5往復程度
4. 背中側で足首や足先を掴み膝を後ろに引いて、マッサージした部分をストレッチ
▼動画でやり方を見る
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く