ぽっこりお腹にもしっかり効く!体を引き締めたい人におすすめ、いつもと違う「椅子のポーズ」のやり方
ヨガの「椅子のポーズ」は、正しいやり方で行えば、全身がスッキリ!引き締める効果が期待できる、とっても優秀なポーズです。しかし効果に比例し、そこそこキツいのも事実。特に、筋力の弱い女性や初心者には苦手な人も多いかもしれません。今回は苦手意識がある人でも楽しくできる!更に気になるぽっこりお腹にも効く!いつもと違う椅子のポーズバリエーションのご紹介です。
基本の「椅子のポーズ」やり方
お尻を後ろに引き、椅子に腰掛けるような中腰の体勢になる椅子のポーズ。スクワットのような体勢でキープするため、下半身を鍛えるイメージがあるかもしれません。でも、キープするには、上半身の筋肉も使い、体幹の強さも必要。実は全身に効くポーズです。まず、基本のやり方を確認しておきましょう。
1.両足をそろえるか腰幅にして、背筋を伸ばして立つ。両手は体側に下ろしておく。
2.息を吐きながら股関節を引き込むようにお尻を後ろへ。腰を反らさず、上半身をまっすぐにしたまま膝を曲げる。
3.膝が足先よりも前に出ないように気をつけながら重心を下ろす。
4.息を吸いながら、両手を斜め上へ。肩の力を抜いて目線を指先に向ける。
5.呼吸を繰り返し、ポーズをキープする。
効果も楽しさもUP!椅子のポーズバリエーション
いつもとは少し違う、「椅子のポーズ」のバリエーショです。キープなしでも効果あり!お腹の筋力、体幹、バランス力が鍛えられます。
やり方
1.マットの前の方で膝を抱え、背中を丸めて座る。
2.マットに背中や腰をなじませるように、背中を丸めながら何度か前後にゴロゴロ転がる。
3.前に来たタイミングでお尻をマットから浮かせてしゃがみ込む。
4.息を吸いながら少しずつ膝を伸ばし、両手を引き上げて椅子のポーズへ。
5.息を吐きながらゆっくりしゃがみこんでお尻をマットに下ろし、一連の動きを繰り返す。
ポイント
反動をつけすぎないことが効かせるポイント!特に、椅子のポーズに入る時(起き上がる時)と抜け出す時(立った姿勢からしゃがみ込む時)は、腹筋と体幹を使ってできるだけゆっくり動きます。膝の角度や腕の位置など、完成形に拘らなくて大丈夫。体に効かせることを意識して10回を目安に頑張って!
楽しみながらヨガの効果を体感しよう!
実際にやってみると、足首、股関節、背中などの柔軟性も必要で、予想以上に難しいかもしれません。でも、その分、体には、しっかりと「やった感」が残り、気になるお腹にも変化が…!そして、なによりも、必死にポーズをキープし続けるより、楽しくできるはず。そもそもヨガは、ポーズができる・できないは関係なく、自分のペースで楽しむもの。今回紹介したやり方は、「椅子のポーズ」をキープするのが苦痛だけど体を引き締めたい人、ポーズを繋げて動くタイプのアクティブなヨガが好きな人、また、お子さんと一緒に遊び感覚でヨガをやりたい人にもおすすめです。ご自分のペースで楽しみながら、ヨガの効果を体感できるといいですね!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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