【スマホ首改善】動かし方に注意!縮んだ首の前の伸ばし方・伸びきった首の後ろの緩め方
前かがみの姿勢が続くことで、筋肉が固まり、首に不調が出るスマホ首。酷くなると、関節にまで影響が及んでしまう恐れがあります。固まった筋肉をほぐすストレッチが効果的と言われますが、首はとっても繊細な部分でもあり、やり方を間違えると余計酷くなることも…。そうならないように、改めて、無理のないほぐし方をチェックしておきましょう。
スマホ首改善のポイント
スマホ首とは、上の図の左側のように、頭が前に突き出てしまう姿勢のことです。頭の重さが負担となり、首の前側の筋肉は縮み、首の後ろ側は伸びきって固まった状態に…。改善するには、縮んだ部分を伸ばし、伸びた部分をゆるめるようにほぐすことが効果的であり、近道と言われています。
首をほぐす時の注意点
固まった部分をほぐし、頭の位置を元に戻すことで、首の凝りは楽になります。でも、首には繊細な神経が通っており、太い血管もあります。早く改善したいからと言って、強くもんだり無理に伸ばしたりすると、症状の悪化や、別の不調が起きる可能性もあります。凝りや痛みが強い時には、まず休ませてあげること。そのうえで、サポートをしながら徐々に筋肉をほぐすことが大切です。
ムリなく首をほぐすには?
最初に、頭を前後に動かしてみてください。詰まったり引っ張られたりする感覚が気になる場合は、そのまま続けようとせず、自分の手でサポートしながら行うやり方を選びましょう。
やり方
1.首の後ろでゆるめに手を組み、首と手や指の間に隙間ができないように密着させる。肘を楽に広げた位置で姿勢を整える。
2.手の平全体に寄り掛かるようにして、頭を後ろに傾け天井を見上げる。
3.首の前側を柔らかく伸ばし、首の後ろ側を緩めます。後頭部から首にかけて、自然なカーブを描いている様子を感じながら、5回程度ゆっくり呼吸を繰り返す。
ポイント
首の後ろをサポートすることで、頭の重みによる負担を軽減しながら、固まった部分をほぐすことができます。伸ばし過ぎて逆に痛める心配もありません。下の図のように、手の代わりにタオルを使ってサポートしてもいいでしょう。
違和感がないようなら、手やタオルでサポートしながら、そのままゆっくり首を回してみましょう。鎖骨を中心に首の付け根から回すように意識をすると、リンパの流れもスムーズになり効果的ですよ!
冷えによる血行不良にも注意しよう!
いかがでしたか?首は一度痛めると長引くこともあり、回復に時間がかかると言われています。決して無理をせず、今回紹介したようなサポートをしながら、やさしくほぐしてあげましょう。また、日ごろからスマホやパソコンの画面を見る時には、視線の高さに注意して前かがみの姿勢を避けること。そしてこれからの寒い時期には首元を暖かく保つことも忘れずに!なぜなら、首は冷たい外気の影響を受けやすく、冷えるとせっかくほぐしてもすぐに戻ってしまうこともあるから…。血行不良にならないように気を配りながら、スマホ首改善や予防のためのケアを続けましょう。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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