【皮膚と心の関係】皮膚からストレスを減らす「触れるケア」3つのポイント
赤ちゃんへのマッサージは母のこころもゆるめる
生まれたばかりの赤ちゃんは視力もまだ弱く、脳を調べると感覚器の中で一番触覚への反応が強いそう。赤ちゃんがなんでも口に入れて舐めたがるのは、生まれつき敏感で発達している感覚器を積極的に活用しているのですね。
赤ちゃんをだっこしたり優しくなでるマッサージは愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンが分泌され、赤ちゃんの成長やこころの安定を助ける効果が期待できますが、何より産後疲弊している母親のこころのケアとしてもとてもよいのでぜひ実践してほしいと思っています。
私たち大人もやわらかく心地よいものに触れることでオキシトシンが分泌され、こころが休まったりリラックスする効果があります。赤ちゃんを慈しむ気持ちで触れることは、大人にとっても赤ちゃんにとってもこころをゆるめる時間になります。
赤ちゃんの発達を助けてママにも赤ちゃんにもよい赤ちゃんマッサージを指導しているのですが、まずは声を掛けながら腕をやさしくゆっくりなでることからはじめて頂ければOK。
腕にはストレスや神経のバランスをとってくれる※経絡(心包経・三焦経)があります。※経絡とは東洋医学における全身をめぐる気の流れの通り道のようなものです。そして前腕の皮膚には感情にかかわる受容器が多いので、まずは腕の前面、背面をやさしくなでてみましょう。自分で自分の腕を撫でるセルフケアもおすすめです。セルフケアの際も赤ちゃんに触れるような気持ちでやさしく触れてみてください。
AUTHOR
仁平美香
WAY-TOKYOヨガ&ボディケアサロン主宰 パーソナルヨガおよびグループレッスンの他、オイルマッサージ、指圧整体等を様々な年代のクライアントに提供。ヨガ講師(WomensAwarenessYoga、月経血コントロールヨガ、産後、マタニティヨガ等、講師養成スクールにて講師育成を行うほか、イベントやレギュラークラスで指導中)、栄養士。女性のためのヨガ協会代表。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等8冊の著書がある。雑誌・WEB等コラム連載&監修多数。
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