【皮膚と心の関係】皮膚からストレスを減らす「触れるケア」3つのポイント
ヨガは身体をしなやかにし呼吸を整え、瞑想を通して自分の心を整えていく事ができます。私はヨガの指導や実践の他に整体やオイルトリートメント等のボディケアで皮膚を通して心にアプローチする事も日々行っています。もちろんこわばった筋肉や筋膜をほぐすことも行いますが、皮膚を通して身体だけでなくこころをゆるめるという目的で触れることも大切にしていて、1つのセッションの中で身体のコリにアプローチしたり、こころをゆるめる気もちで触れたりなど切り替えながら行っています。そして自分自身の身体作りもヨガだけでなく皮膚へのアプローチが欠かせません。今日は皮膚と心の関係や簡単にできるセルフケアについてお伝えしていきます。
皮膚の感覚は感情にも影響を与える
人間には自分を守るためのパーソナルスペースというものがあり、その中に他人に入られるとそれだけでも緊張感が増し、ストレスが高まります。例えば電車やバスなどで知らない人がとなりに座った時、なんとなく不快感を感じることはありませんか? 満員電車などはその最たるもので、知らない人と身体が密着し、自由に動けないというストレスも加わり、少ない乗車時間でも感情が乱されイライラや憂うつな気分になってしまった経験がある方は少なくないと思います。
触覚として何かにふれたり包まれることで無意識下で脳にたくさんの情報が流れ込んでいます。それが満員電車の時にように不快につながることもありますが、逆にゆったり落ち着く手助けになることも大いにあります。
例えばパートナーや母子などで親密度が高い関係性がある場合はむしろ近い距離にいることで安心感や温かい気持ちが増しますし、他人同士でもどのような環境でどのように触れるかによって相手に緊張感を与えることもリラックスした状態を生み出せるかも変わってきます。ストレスを感じたとき、そして日々のストレスケアとして自分が信頼できる人にゆだねる時間を持ったり、自分や家族に大切に触れるということを習慣にしていけたらよいですね。
AUTHOR
仁平美香
WAY-TOKYOヨガ&ボディケアサロン主宰 パーソナルヨガおよびグループレッスンの他、オイルマッサージ、指圧整体等を様々な年代のクライアントに提供。ヨガ講師(WomensAwarenessYoga、月経血コントロールヨガ、産後、マタニティヨガ等、講師養成スクールにて講師育成を行うほか、イベントやレギュラークラスで指導中)、栄養士。女性のためのヨガ協会代表。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等8冊の著書がある。雑誌・WEB等コラム連載&監修多数。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く