お尻や太ももが大きい【洋梨型肥満】が痩せにくい理由【痩せ効果を上げる股関節ヨガストレッチ】
下半身痩せの弊害?筋肉の硬さ
ちょっとした運動だけではなかなか燃えてくれない皮下脂肪。ダイエットしてもお尻と太ももにあまり効果が現れてこないと嘆いている人もいるはず。お尻、太ももは歩いたり走ったりと他の筋肉と比べ多く動かす部位ではありますが、例えばデスクワークの人や普段あまり体を動かしていないという人は、筋肉が硬くなってしまい関節の動きが悪くなり血流も滞ってしまいます。それが運動効果の現れにくくなる原因となります。そのため、筋トレや有酸素運動を行う前にまずはその硬くなった関節周辺の筋肉をほぐすことを行ってみましょう。特に下半身痩せのためにほぐした方がいいのが股関節周辺の筋肉です。
血流アップのための股関節ほぐし
手順
1. 筋膜リリースもしくはマッサージで筋膜の癒着をはがす
筋膜が癒着している状態では、ストレッチをしてもなかなか伸びた感覚を得られません。そのためまずはマッサージによって筋膜のかたまりをほぐしましょう。フォームローラーを使ったマッサージはセルフケアとして行いやすいです。脚の付け根、太もも全体、お尻全体にローラーを当て、前後左右にコロコロと転がします。
2.縮まってしまった筋肉をストレッチで伸ばす
股関節の可動域を上げるためにも、硬くなった股関節周辺の筋肉をストレッチして伸ばします。
・脚の付け根のストレッチ(ランジのポーズ)
やり方:立位の前屈の姿勢から軽く膝を曲げ、片脚を大きく後ろへ移動させ、かかとは上げたまま指先で床につく。胴体を前の太ももの上に下ろし、背筋を伸ばす。片側の脚の付け根が伸ばされ、同時にもう片方の脚が強化される。
・太ももの裏側のストレッチ(横たわった足の親指をつかむポーズ)
やり方:仰向けの姿勢から、長めのフェイスタオルの両端を持ち、タオルの真ん中に足裏をかけ、天井に向かって脚を引き上げる。ももの裏側や膝裏が気持ちいいところまで伸ばす。
・太ももの内側のストレッチ(三角のポーズ)
やり方:両足を大きく開き、片方の足先を横に向ける。両手を横に大きく開き、視線は足先と同じ方角に向け、上半身も徐々にその方向へスライドさせながら倒していく。下の手は脛を掴み、上の手や視線を天井側に向ける。
・太ももの外側のストレッチ(半分の魚の王のポーズ)
やり方:長座から、片脚を反対の片脚の外側にかけ、下になっている方の脚の膝を曲げるか、辛ければそのまま真っ直ぐ伸ばす。脚とは逆方向に上半身を捻り、腕を太ももの外側にかけ、反対の手は体の後ろ側につく。
・お尻のストレッチ(針の穴のポーズ)
やり方:片方の膝を立て、太ももの上に反対の足首を乗せる。乗せている脚の膝を開き、立てている脚の裏側で両手を組む。
AUTHOR
君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得
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