レッスンでよく聞く「アライメント」って何?アライメントを整える2つの重要な意味とは

 レッスンでよく聞く「アライメント」って何?アライメントを整える2つの重要な意味とは
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伊藤香奈
伊藤香奈
2021-10-01
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アライメントが整ってないあるある

ヨガレッスンでは、足先から頭頂まで、すべてのアライメントを細かくチェックすることは不可能といっても過言ではありません。また、アライメントを整えるには意識だけでなく柔軟性や筋力が必要な場合も多くあり、自分の今の状態では"完璧に"できないアライメントも存在するという理解も必要です。その中でもヨガインストラクターは、よくあるポイントや、その日のテーマに沿ってこれだけは整えたい、意識して行ってほしいというポイントを伝えていることが多いです。「できない」「わからない」と思わず、その方向に整えようとすることでエネルギーの流れも変わってくるはずです。

今回は、ヨガレッスンでよく行う戦士のポーズ2で見かける「アライメントが整っていない形」をご紹介します。自宅でヨガする時もチェックしながら行ってみましょう。

①膝の向き

戦士のポーズ2では、股関節まわりの柔軟性が必要になります。あぐらで膝が床におりないという方は、戦士のポーズでは膝が内に入りやすい傾向があるので注意が必要です。この場合は、後ろ足の位置やつま先に向きを変え、膝が内側に入らないような位置を整えていきましょう(内に入ることで膝を痛めやすくなります)。

②上半身の向き

股関節の柔軟性に加え、背筋と腹筋の筋力に不均衡があったり、体幹を使う意識が持ちにくい人は、戦士のポーズ2で上半身が内側に倒れやすい傾向があります。お尻が後ろに突き出て、腰が反っているような状態になるため、腰痛を引き起こしやすくなるかもしれません。

戦士のポーズ2のアライメント
膝の向きや状態の向きが内側に入りやすいと、下半身へのエネルギーがまっすぐ通らないイメージ

膝の向きや上半身の向きが内側に入りやすいクセがある方は、四股を踏むような動作や股割りのような動作を行い、股関節を開きながら上半身のバランスをとる練習がオススメです。また、体幹の意識を保ちながら股関節の柔軟性をアップするこちらのエクササイズを行ってから戦士のポーズをとると、下半身のアライメントを整える意識がわかりやすいでしょう。

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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戦士のポーズ2のアライメント
戦士のポース 肩のアライメント
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