カルマヨガとは
karma yoga

家庭や仕事での役割を成長の道具としながら、自分自身の本質を学ぶヨガ。家庭や仕事を持つ段階の人々(グラハスタ)に最も適したステージとされる。

ヴェーダの中で大切にされているダルマ(調和・秩序)を基準に行いを選び、行いの結果に見返りを期待しない生き方。祈りや、四季折々の祈りなど聖典で述べられている日々の生活に取り入れ、自分自身に与えられた役割を全うする生き方が推奨される。

ヨガの聖典「バガヴァッドギーター」はカルマヨガの聖典である。ヨガには大きく分けると家庭や仕事などの役割を持つ者のカルマヨガと、家庭や仕事を引退し聖典の探求に没頭し知識を求めるジニャーナヨガの二つの道があるとバガヴァッドギーターの中では述べられている。

ヨガの種類で、バクティヨガ(献身のヨガ)やラージャヨガ(瞑想のヨガ)などが古くからあるとされるが、本来は流派の違いではなく、ヨガの異なった側面からの呼び方である。バクティ(献身)や瞑想なくしてカルマヨガは成り立たないように、それぞれ別の流派や技法ではない。

行いを捧げる、または行いを手放すという表現が度々出てくるが、宇宙の本質「イーシュワラ」の理解なしに行いを捧げる、行いを手放すことは不完全であるため、イーシュワラについての理解を深めながら日々の行いを丁寧に選び、行いを大切にし、モークシャ(解放・自由)と呼ばれるゴールに向かうヨガである。

その他の呼び名

カルマヨーガ

カルマ・ヨーガ

カルマ・ヨガ

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