強く柔軟な背骨を鍛えるためのヨガプラクティス
歩いたり座ったりする日常動作から、バーラーサナ(チャイルドポーズ)、ハンドスタンドまで、私たちが行う動きはほぼすべて、背骨の強さと柔軟性に左右される。幅広い動きを行うことによって、背骨には日常的に負担がかかっている。背骨は強くかつ柔軟でなければならない。ねじることは、その両方を叶える最善の方法のひとつだ。ねじるポーズには、椎間板の圧力を低下させ、背骨を伸ばし、椎間の間隔を広げ、椎間板周辺の筋肉を活性化させ、背骨周辺の血流を増やし、治癒効果と抗炎症作用がある酸素を体の隅々に届ける可能性が秘められている。
練習のコツ
●長く滑らかで安定した呼吸を続ける。呼吸が深くなるほど、背骨に伸びがもたらされる。
●ねじるポーズで体の回転を助けるには、肩と首の筋肉ではなく、体幹の筋肉を働かせることだ。そうすれば、背骨が守られて安全にねじることができる。
1.脇腹のストレッチ
仰向けに寝て腕を頭上に伸ばし、脚を長く伸ばす。足首をほぐし、手足の指を広げる。右手で左手首をつかんでマットの右上に向かって伸ばし、足はマットの右下に伸ばす。こうすると、全身の左側がストレッチされて伸びる。長い呼吸を3回する間、この姿勢を保ったら、反対側を行う。
2.ワイパーツイスト
仰向けのまま、手のひらを上にして腕を横に伸ばし、Tの字になる。膝を曲げ、足裏を腰幅よりにやや広く開いてマットに平らに置く。一度息を吸い、息を吐きながら、膝を静かに片側に下ろすと同時に、頭を反対側に向ける。息を吸いながら、頭と膝を中央に戻す。左右それぞれ3回ずつ繰り返す。
3.座位のツイスト
背筋を伸ばして床に座り、脚を前に伸ばし、足先をマットの幅に広げる。ハムストリングが硬い場合は、膝を曲げて坐骨を立てて座れるようにする。息を吸いながら両腕を前に伸ばす。息を吐きながら片方の手を背後の床に下ろし、もう片方の手の指先を脚の間に下ろして上体をねじる。次の吸う息で、両腕をまっすぐ前に戻し、吐く息で左右を替えて行う。左右それぞれ3回繰り返す。
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