うまくいっていない夫婦に共通して見られる「心のクセ」とは?3つの解決アドバイス|臨床心理士が解説
周りの夫婦を見ていて、あるいは自分たち夫婦の様子を振り返り、「すれ違っている気がする」「うまくいっていない」と感じているのであれば、一度自分の中にある心のくせを見直してみる必要があるかもしれません。
夫婦関係に負のスパイラルをもたらす、心のクセとは?
臨床心理士の筆者は、カウンセリング、あるいはプライベートの中で「好きで結婚したはずなのに、結婚してからパートナーと関係が悪くなった」といった相談を受ける機会が多々あります。夫婦っておそらく人間関係の中で一番近い関係性にあたるもの。そんな関係の人とうまくいかないとなると、つらくなってしまいますよね。夫婦関係に悩む人たちの相談を聴いてきた中で、その人たちが行っているコミュニケーションの中に、とある共通点を見つけました。それは、相手にも自分にも【非合理的な思い込み】を抱いており、それが良い関係を気づくことへの足かせになっているということです。【非合理的な思い込み】とは、ある出来事に対して、「こうするべき」「そうするべきではない」と考えてしまう思考のこと。こうした思考を臨床心理学の中では【偏った思考・歪んだ思考】といった言い方をします。こうした思考をすることが心のクセになっていると、自分の思っていることが相手にうまく伝わらない、ネガティブな感情が強まる、問題が大きくなるといったことになってしまいます。
AUTHOR
南 舞
公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。
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