就寝前にオレンジスイートの香りを嗅ぐのがおすすめの理由【イギリスのハーバルライフに学ぶ】

 就寝前にオレンジスイートの香りを嗅ぐのがおすすめの理由【イギリスのハーバルライフに学ぶ】
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成瀬美紀
成瀬美紀
2021-06-13

一日が終わりやっと眠りにつこうとした時、過去に起きたことや未来のことあれこれと考えを巡らせるうちになかなか眠れなくなってしまったなんて経験はないでしょうか。今回は就寝前に起こる不安な気持ちを和らげてくれる香りオレンジスイートの精油についてご紹介します。

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私たち人間の脳は、放置していると勝手に次から次へ連想していく癖があると言われます。ベッドでその日に起こったことやこれからのこと、妄想が妄想を呼びどんどん眠れなくなってしまう、そんな時はありませんか?

英国の慈善団体「Anxiety UK」による調査で、81%もの人がストレスや不安によって睡眠に影響があると答えたそうです。またAnxiety UKのオペレーションデイレクターDave Smithson氏は「ストレスは、状況やライフイベントからのプレッシャーに対する私たちの身体の反応であり、不安のトリガーになる可能性があります。日常でストレスは私たちを目覚めさせ、警戒を維持するのに役立つ通常の反応ですが、ストレスが過度になったり、それが続くと逆のことが起こります。」と言います。

Photo by Uday Mittal on Unsplash
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そこで今回は、オレンジスイートの精油がもたらす就寝前に起こる不安への生理的影響についてご紹介します。

公益社団法人日本アロマ環境協会調べによる研究データで、眠りが浅いと言われる高齢者を対象に、就寝前の10分間オレンジスイートの香りを加湿器でミストと共に拡散し吸入したところ、香りのない水を吸入した時と比較して、副交感神経の活動が有意に増加したそうです。また就寝中にもオレンジスイートの香りを漂わせ続けたところ、香りのない水と比較して翌朝の起床後、副交感神経の活動が有意に低下したそうです。これは、就寝前にリラックスできたことにより、ぐっすりと眠ることができ、起床後は副交感神経の活動を落ち着かせ起床後の覚醒度をアップしスッキリとした目覚めがもたらされているということになります。

オレンジスイートは、インドのアッサム地方が原産とされ亜熱帯から温帯の地方で広く栽培されています。オレンジの樹木は10mほどの常用樹で、果実からはオレンジの精油、花からはネロリの精油、葉からはプチグレンの精油が抽出されます。

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馴染みのある心地よい爽やかな香りが特徴で、刺激性も低いため安心して使える精油です。オレンジスイートの主成分「リモネン」にはストレスを感じるときや、緊張しているとき、不安で心がもやもやしているときに落ち着きを取り戻してくれる作用があります。ポジティブな思考をもたらし、リフレッシュしたいとき、前向きな気持ちになりたい時に助けてくれるでしょう。抗菌作用もあるので、空気清浄にも役立ちます。

また体への作用として、胃腸のトラブルや便秘、下痢、食欲不振の時も良いでしょう。

オレンジスイートの成分はシャンプーや育毛剤にもよく使われていますが、主成分の「リモネン」は髪や頭皮を健康にする作用もあるため幅広く利用されています。

多くの人から好まれる香り、オレンジスイート。

ストレスや不安でなかなか寝付けないとき、精神的に疲れてしまったときは、就寝時にディフューザーで香りを楽しんだり、コットンやハンカチに3滴〜5滴ほど精油を垂らし枕元においてみてください。

※自然の恵みたっぷりなハーブですが、治療中の病気がある方や薬を摂取している方、また妊娠中や授乳中、体質に心配がある方は使用にご注意ください。

※使用前に必ずかかりつけの医師にご相談ください。

※オレンジスイートの精油を高濃度で使用するとお肌にピリピリ感を感じる時がありますのでご注意ください。

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成瀬美紀

成瀬美紀

2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。



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