【イギリスのハーバルライフに学ぶ】過剰な食欲を抑えてくれる香り3選
アロマセラピーで有名なイギリス。エッセンシャルオイル(精油)は手軽に購入でき、イギリスに住む人々はハーブやエッセンシャルオイルを上手く取り入れながら生活をしている人が多くいます。年末年始で食べすぎてしまった方、お家でゆっくり過ごしてなかなか動けなかった方へ!今回は食欲を抑え脂肪燃焼などのダイエットに良いといわれる「香り」をご紹介します。
香りと食欲
懐かしい香りを嗅いで昔の思い出がよみがえったり、場所や誰かを思い出したりそんな経験はないでしょうか。それは、香りが脳内の記憶を司る部分に働きをかけたことが原因だといわれています。また脳へ直接アプローチすることができるのは、五感の中で唯一嗅覚だけなのです。
例えば、料理をしている間に空腹感がなくなったことはありませんか?これも香りが満腹中枢を満たしてくれるからなのです。
またついつい食べすぎてしまう原因の一つとしてあげられるのが、自立神経の乱れ。食欲は脳の摂食中枢から信号がきて、満腹感は脳の満腹中枢から信号がきます。これらは自立神経によって調節されているのです。そのため何らかの原因で自立神経が乱れると食欲に影響を及ぼすことに繋がります。
その作用を活用して、食べ過ぎや間食の抑制、脂肪燃焼、自立神経の調整などに効果的なのがアロマです。
食欲を抑える香り3選
グレープフルーツ
ダイエットで有名なグレープフルーツ。フレッシュでほんのり甘さもあり苦味も感じる柑橘の香り。このフレッシュな香りには「ヌートカトン」や「リモネン」という成分が含まれており、交感神経を活発にする働きがあります。食欲抑制、脂肪燃焼、代謝アップなどの作用が期待できます。血行や老廃物の排出も促してくれるため、むくみが気になる方にもおすすめです。
ペパーミント
爽快感のあるスーっとした香りが特徴のハーブ。ウィーリンジーザス大学の研究で、5日間に毎日2時間おきにペパーミントの精油の香りを嗅いでもらった結果、空腹感がなくなり実験期間中のトータルカロリー摂取量が普段よりも3,485kcal減ったという結果が出たそうです。食べ過ぎや消化不良、下痢、胃痛などの胃腸トラブル改善にも期待できます。
バニラ
バニラの香りで食欲が増すのではと思いますが、意外にも食欲を抑えてくれるんだとか。バニラの甘くて優しい香りを嗅ぐと甘いスイーツを想起させるためその香りだけで満足感を与えるといわれており、アメリカの研究でバニラの香りで食欲を抑える効果があると実証されています。気持ちを落ち着かせストレスも緩和するともいわれているので、寝る前にお腹が空いて寝られないという時にもおすすめです。
これらの香りを食事の1時間から30分前に香りを嗅ぐことによって満腹中枢を刺激し食欲を抑えてくれます。
手軽に精油を数滴ティッシュやハンカチなどに垂らしものを嗅いだり、ディフューザーやキャンドルでも構いません。ご自身のライフスタイルに合わせて、日々の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ライター/成瀬美紀
ヨガインストラクター。2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く