謙遜?卑下?「私なんて…」が口グセのインポスター症候群|自己評価が低い背景にあるものは

 謙遜?卑下?「私なんて…」が口グセのインポスター症候群|自己評価が低い背景にあるものは
canva
南 舞
南 舞
2021-04-21
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背景にあるものは?

不安や心配がもともと強い

小さい頃から不安を感じやすい、心配になりやすいという性格傾向がある人は、自分の言動や行動に対しても慎重になりやすく、『自分はできている』という実感が得られにくいかもしれません。

幼少期の体験

『一生懸命頑張っても1番じゃないと褒めてもらえなかった』『もっとできるだろうと言われ認めてもらえなかった』など周囲に自分の頑張りを認めてもらえなかったことや、『良い結果を残すと周囲に妬まれ、嫌な思いをした』などの経験から、自分の努力を認められないといったことがあるかも。

社会・文化的な背景

日本人の文化として、謙虚であること、謙遜することが美徳といった傾向があること、【個性】よりも【同調】が大事といった背景から、必要以上に自分の能力を卑下して表現するといったことがあります。また、インポスター症候群は女性に多いといった声も多く聞かれますが、これは『女性は女性らしく』『女性は家庭にいるもの』といったかつてのジェンダー観の影響によるものと言えるかもしれません。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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