自分に自信がない人が陥りやすい思考や行動とは?克服するための5つの方法

 自分に自信がない人が陥りやすい思考や行動とは?克服するための5つの方法
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君嶋瑠里
君嶋瑠里
2019-11-18

あなたは、自分に自信が持てていますか?やりたいのにやれなかったことや、望んでいたのに叶わなかったことはありませんでしたか?自分に自信があるのとないのでは、考え方や行動に大きく違いが現れ、その後の人生を大きく変えると言っても過言ではありません。自信がない人が陥りやすい思考や行動と、自信を持つための方法について紹介します。

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なぜ自信をなくしてしまうのか?その原因5つ

1.失敗して落ち込んだことがある

2.自分より優れた人と比較したり、されたりして劣等感を感じたことがある

3.人から笑われたり、変な目で見られたことがある

4.拒否されたことがある

5.他者から教えられたネガティブな刷り込み

1〜4までのように、自分自身が過去に何らかの要因で傷ついた経験があると、次に何かをしようとした時でもその過去に遭った経験が尾を引き、ふたたび傷つくのでは…という不安や恐れが生じてなかなか次の一歩を踏み出せなくなってしまいます。また5のように、自分以外の人から受けた影響がネガティブなイメージとして残り、自信を持てなくしてしまう原因にもなります。

自分に自信が持てない人のその特徴とは?

女性の恋愛に現れやすい特徴3つ

1.自分の見た目ではモテないだろうと思い込み、恋愛ができない

美人だからモテる、美人じゃないからモテないと信じてしまっている人はわりと多いです。容姿や見た目にこだわり、ちょっとした顔のパーツの形も納得できないという人もいたり、もともと痩せているのにさらにダイエットしようとする人もいます。そうして女性としての自信を取り戻そうとするのですが、なかなかうまくいかないとまた自信を失ってしまいます。今の自分を認められるようになれば、もっと心が楽に。

2.パートナーを信じきれなかったり、束縛したりする

自分に自信がないために、常に彼氏との交際に不安を抱えている女性。裏切られないかと疑心暗鬼になり、彼の他の女性とのつながりにすぐ浮気を疑ったり、嫉妬したりしてしまいます。マメな連絡や報告を要求したり、愛の言葉を毎回要求したりと、行動を強制、束縛してしまう女性もいます。これだと彼も疲れ果て、本当に別れにつながってしまいます。

3.遊び目的、浮気目的の男性にひっかかる

自分に自信がないと自分の軸というものが持てず、他者の言うとおりに動いてしまいがちです。つい何でも男性の都合に合わせてしまうという女性もいるのではないでしょうか。女性としては男性に尽くし、それが男性のためになっていると考えます。しかし言い寄る男性の中には、女性を大切に想っていないのに交際しようと言ってくる人もいます。そんな男性はいざ結婚話をすると逃げようとします。今の相手は本当に自分を大切にしてくれる人なのかをきちんと見極め、何より自分を一番大切に考えて。

男性の恋愛に現れやすい特徴3つ

1. (女性と同じ)自分の見た目ではモテないだろうと思い込み、恋愛ができない

理由も女性のものと同じです。容姿や見た目から自分では女性にモテないと思い込んで、恋愛に消極的になっています。だいたいの女性は見た目ばかりにこだわっていません。外見は清潔感があれば十分です。それ以上に内面を磨くことを大切に。

2.収入が少ないことが気がかりで結婚相手を探せない

収入が少ないから結婚には向かない、という考え方は、理想と現実の自分の差が受け入れられないために現実の自分を開示できていない状態です。しかしながら、妻や子供は自分が養っていくという家庭に対する強い責任感を抱いている男性だとも言えます。経済的な面は夫婦で協力し合えればいいことです。自信のなさを克服できたなら、きっといい家庭を築くことができるでしょう。

3.女性に対し、カッコいい自分、強い自分を見せつけようとしてしまう

女性にいいところを見せようと高額な商品をいつも買ってあげたり、毎回食事を奢ってしまうという男性もいます。彼女に嫌われたくない、払うのをやめたら彼女は自分のもとから去るのではという不安から、無理して出費してしまうという人も…。自分は本来どうしたいのか、今一度考えてみましょう。また、女性を力でねじ伏せようとしてしまう男性もいます。しかし、それは強さなどではありませんし、女性を不幸におとしめる行為です。男性がそんな行動をしてしまう背景には、自分自身の自信のなさ、劣等感があると言われています。

仕事で現れやすい特徴3つ

1.すぐに諦めてしまう

「どうせ上手くいかない」や「どうせ自分にはできない」と思い込み、最初からチャレンジをやめてしまいます。意を決して転職、就職活動に臨んでも、アピール不足でなかなかうまくいかない場合もあります。そして、不合格という結果からまた「どうせ上手くいかない」と振り出しに戻ってしまいます。成功しているどんな人も失敗の過程なく今があるわけではありません。失敗の経験の数だけ成長できるのです。恐れたり悲観したりせず、チャレンジしてみて。

2.命令されないと動かない

自分に自信がないと、主体的に動こうとしません。仕事は誰かの命令があれば遂行しますが、常に指示待ちで、自分で積極的にアイデアを出すということができません。突然責任者に抜擢されても、どう動けばいいのか分からず困惑し、仕事が嫌に感じてしまいます。主体的に動きたいと思えないのは、仕事が楽しいと思えないということ。つまり自分が本来やりたいことではない可能性があります。自分を信じていないと、自分の働き方も他人任せにしがちです。あらためて、自分が本当はどうしたいのかを考えてみて。

3.失敗に落ち込み、仕事が優秀な仲間に劣等感を感じてしまう

職場でのミスで、取引先や仲間に迷惑をかけたり、叱られたりするとひどく落ち込み自信をなくしてしまうという場合もあります。また、自分では努力していたとしても優秀な仲間に先を越されたりすると、その人と比べて劣等感が高まり自信を失ってしまいます。しかし他者の目をいつも気にしたり、人といつも比べていては、自分の軸も揺らぎ本来の力を十分に発揮できません。失敗は今後の成長への糧ととらえ、他人と競うことよりも、自分自身をさらに高めることに集中していきましょう。

自信のなさを克服するための方法5つ

カウンセラーのカウンセリングを受けるのもひとつの方法ですが、ここでは自分でできる自信をつけるための方法について紹介します。

1.「自分はできる!」と宣言する

アファメーションと呼ばれるこの方法。ネガティブな部分は考えず、理想の自分の姿をイメージして声に出して宣言します。潜在意識に働きかけることで、自信につながって物事がスムーズに行えます。

2.目的を先に設定する

どうしてもネガティブな思考が邪魔して行動できないという場合は、最初に自分はこうなりたいんだという目的を設定してみましょう。その目的に集中することにより、余計な不安を感じなくなります。自分が大切にしたいこと、自分が本当に求めていることを自分自身に問いかけ、自分のこれから歩むべき目的を考えます。目的か決まったら、それを成し遂げるために何が必要かを考え、長期、中期、短期の計画を設定します。無計画のままでいると、結局思考が分散しがちになってしまうためです。計画を立てて実行し、失敗してもそこからまた何がダメだったのかを学び、改善していきます。そうして成功を勝ち取り、その小さな成功体験が積み重なっていくと大きな自信につながっていくのです。

3.自分自身のメンターをつくる

メンターとは、自分が目標とする人、いい影響を与えてくれる人、成長するための助言をしてくれる人。そんな人物の存在があると、自分の目指す場所への指針になります。成功者に学ぶことは、自分の目標達成のためにはどう動くべきかが明確になり、迷いや自信喪失をせずに取り組めるでしょう。

4.呼吸で、緊張を解きほぐす

本番の試験や発表など、いざ挑戦という時、足がガクガクで震え、ネガティブな感情に襲われる事もあると思います。そんな時、心を落ち着かせるために一度深呼吸をしてみましょう。緊張すると、自然と呼吸は浅くなります。逆にリラックスしたい時は呼吸を意識して深く行うことで、副交感神経が高まり緊張を解きほぐしてくれます。鼻から4秒くらいで息を吸って、鼻から6秒くらいでゆっくり息を吐く。これを意識しながら10回程度行うと、緊張が和らぎます。

5.瞑想で客観的な視点を養う

瞑想は有名なスポーツ選手もメンタルトレーニングとして実践するほど、何かを成し遂げたい時に役に立つ方法です。雑念でいっぱいの頭の中を一度リセットし、客観的な視点を持つことができます。背骨を伸ばして呼吸がしやすい姿勢をつくり、目を閉じて(もしくは半眼で鼻先を見る)自分自身の呼吸の音に集中します。それでも他の音が気になってしまうという場合は、リラックスできる音楽を聴きながら、音楽に集中する方法でやってみてもいいかもしれません。最初は1〜3分程度で行なってみて、慣れてきたら15分以上行うようにしてみると、瞑想もより深まっていきます。毎朝、起きてからやってみるのが効果的です。自信を失うことなく客観的な視点で日々を過ごせる心が養われていくでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自信がなくなってしまった時の、自信を取り戻すためにできる5つの方法。1つ目にアファメーションで自分にポジティブな暗示をする方法、2つ目に目標を先に設定して、それを着実に遂行するための計画を立てて実践する方法、3つ目にメンターをつくること、4つ目に深呼吸で心の緊張を解きほぐす方法、そして5つ目に常に客観的視点を持ちやすくするための瞑想についてご紹介しました。自信は失ったとしても、この実践で取り戻すことが可能です。あなたの自信を取り戻して、もっとステキな人生を送っていきませんか?

参考文献「一生折れない自信のつくり方」青木仁志著

ライター/君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、指導者養成講座を修了しヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。

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