謙遜?卑下?「私なんて…」が口グセのインポスター症候群|自己評価が低い背景にあるものは

 謙遜?卑下?「私なんて…」が口グセのインポスター症候群|自己評価が低い背景にあるものは
canva
南 舞
南 舞
2021-04-21

仕事やプライベートなどがうまくいっているように見える人ほど『私の実力ではない』『たまたま運が良かっただけ』っていうのが口グセだったりしませんか?

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インポスター症候群とは?

こんなこと、当てはまりませんか?

・人から評価されることを避ける

・『能力がない』と人から見抜かれるのが怖い

・責任のある仕事を任されると逃げ出したくなったり、実際断ったりする

・会議など大人数の場では発言しないのに、1対1の打ち合わせだと良いアイデアを出す

・自分の考えではなく、相手の正解を探して答えるのがクセになっている

インポスター
当てはまりませんか?

このように、自分の能力や実績、成功体験を自分自身が認めることができない状態にあることを【インポスター症候群】とと呼ぶことがあります。インポスターには詐欺師や偽物といったような意味があり、『自分に能力があるわけではないのに周りは褒めてくれて、なんだか騙している気分…』という罪悪感の心理に陥りやすいということを表しています。インポスター症候群は病気・疾患ではないため、精神疾患の診断に用いられるDSM-5やICD-11には記載されておらず、診断されることもありませんが、カウンセリングの現場でもこうした訴えを聞くことは珍しいことではなく、罪悪感やネガティブな気持ちが強まりすぎると、抑うつや不適応状態を招いたりすることもあるので、注意が必要であると筆者は感じています。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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