謙遜?卑下?「私なんて…」が口グセのインポスター症候群|自己評価が低い背景にあるものは

 謙遜?卑下?「私なんて…」が口グセのインポスター症候群|自己評価が低い背景にあるものは
canva
南 舞
南 舞
2021-04-21
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インポスター症候群への対処は?

完璧主義になりすぎてない?

完璧主義
インポスター症候群のための問いかけ:完璧主義になりすぎてない?

インポスター症候群の傾向がありそうな人たちとカウンセリングしている中で思うのは、目標や自分に課しているゴールが驚くほどに高いということ。また、『手伝ってほしい』とお願いするのが非常に苦手といった傾向がみられます。あなたはどうでしょうか?他者に話してみると、自分の目標の高さが見えてくることも。

結果よりもプロセスを

プロセス
インポスター症候群のための声かけ:結果よりもプロセスを

他者からの評価はどうしても結果にフォーカスしたものになりがち。結果も大事ですが、そこにたどり着くまでのプロセスや努力を見つめるのも同じくらい大切なことです。定期的に、これまでの過程やその時の苦労などを振り返る時間を作ってみましょう。『わたし、頑張ってる!』と自分自身に声かけができるようになるといいですね。

過去よりも【今】を

自分への自信を失っていたり、自分の能力を認めることができない時は、過去の思い出や出来事が足かせになっていることも多いです。『また何か言われてしまったらどうしよう』と思うと不安や恐怖を感じ、『自分のせいで他人に不快な思いをさせてしまう』といった罪悪感を抱くこともあると思います。かつてはそういった環境だったかもしれませんが、今はどうでしょうか?カウンセリングの中でもこうした過去ではなく『今はどうか』という視点を持ってもらうことで、過去のことと現在の自分を切り離して考えることができるようなお手伝いをしています。自分で行うのが難しい人は、カウンセラーと一緒にそうした作業を行っていくのもオススメですよ。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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