「コア」の定義とは? ポーズの安定感が変わる!理学療法士によるボールを使った【コアエクササイズ】

 「コア」の定義とは? ポーズの安定感が変わる!理学療法士によるボールを使った【コアエクササイズ】
堀川ゆき
堀川ゆき
堀川ゆき
2021-03-25

あなたはヨガ中、コアを安定させることができていますか?コアをコントロールできると、反り腰や、過度に骨盤が動くことを予防できます。理学療法士でヨガインストラクターの堀川ゆきさんが、コアを安定させる方法を伝授します!

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「コア」とは?

コアの定義は指導者やスポーツによっても分かれるところですが、

・横隔膜
・腹横筋
・多裂筋
・骨盤底筋群

インナーユニット
イラストAC

私はこの4つの筋肉をコアと定義します。

この4つの筋肉が、腹部を囲うようにドーム状のスペースを作っていて、その腹腔内を引き締めて安定させたり、緩めて柔らかくしたりなどの働きを担っています。

この4つの筋肉からなるこの部分を「インナーユニット」ともいいます。この「インナーユニット」を使いながらヨガポーズにトライする方法は、以前コラム「本当の体幹トレーニングとは?インナーユニットを鍛える方法とおすすめポーズ|理学療法士が解説」で紹介しました。

コアの安定とは?

動いている時に適切なポジショニングと活性化を理想的に維持できることを「コアの安定」といいます。コアの安定とは、腕や脚や身体全体を空間いっぱいに動かしながら、望ましくない歪みや代償の動きなしに、骨盤と脊柱を望ましいポジションに保つ能力です。

例えばあるヨガのポーズで、理想的なコントロールを維持できない人や、腰が反ったり、骨盤が動きすぎたりする人は、コアが弱いとか、コアのコントロールに乏しいと言えます。

オーバーボール

今回はこちらのオーバーボールを使います。

オーバーボール

このようなボールは、ジムボール、エクササイズボール、ピラティスボールとも呼ばれています。100円均一にも良く似たボールが売っていますが、空気を入れる量を自分で調節できるボールが理想です。写真のように空気はパンパンになるまでは入れないからです。

ボールがない場合は、枕やクッションでも代用できます。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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AUTHOR

堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。



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