【コロナ禍の子育て】孤独と重圧で心が疲れている真面目なお母さんにしてほしい、たったひとつのことは

 【コロナ禍の子育て】孤独と重圧で心が疲れている真面目なお母さんにしてほしい、たったひとつのことは
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石上友梨
石上友梨
2021-03-14
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コロナ禍の子育ては孤独と自責に陥りやすい

孤独
自分も不安なのに、子供を守らなければいけないプレッシャーや夫との価値観のズレなど家族関係の悪化により孤独感を募らせていることも

コロナ禍で子育てをするのは大変なことです。自分も不安なのに子供を守らなければいけないと強いプレッシャーを感じていませんか?子育てと在宅ワークを両立することも困難な現状があります。また、コロナ禍をきっかけに、夫との価値観のズレに気づいた、家庭の問題が浮上し家族関係が悪化した方、夫に頼れずに孤独な子育てをしている方もいらっしゃるかもしれません。真面目な人ほど要注意です。自分で自分にプレッシャーをかけることは慢性的なストレスにつながります。適度に肩の力を抜き、頼れるところは頼るなど他者や行政サービス等に相談しましょう。

コロナ禍で子どもたちのストレスも上昇しています。子どものストレスは行動として現れることがあります。例えば、他者を困らせるような行動を起こしたり、ゲームばかりに没頭したり、自宅に引きこもってしまったりします。そのような子どもの様子を見て、今まで頑張ってきた子育てへの自信がなくなり、「自分はダメな母親だ」と自分を責めていませんか?子どもは怠けているわけではなく、ストレスや辛い気持ちをコントロールするためにやっているのかもしれません。その場合は、強く子どもを叱っても、お互いにストレスやイライラがより強くなり、言い争いになってしまう悪循環につながるでしょう。

1日15分でいい、自分に優しくする時間を意識的に持って

自分のことは後回しにしてしまう母親が多いと思います。こんな時こそ、まずは自分自身のケアが大切です。コロナ禍で自覚がなくても、少しずつ心がすり減り、疲労が溜まっているかと思います。母親の気持ちの余裕が、子どものストレスや辛さに共感する余裕にもつながります。「心が疲れている」「当てはまるところがある」と感じたら、少しだけ肩の荷を落として、自分に優しくしてください。自分に優しい言葉をかける、ご褒美をあげる、自分のための時間を1日15分用意する。どのようなことでもいいので、実践できる範囲で自分を思いやりましょう。

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石上友梨

石上友梨

大学・大学院と心理学を学び、心理職公務員として経験を積む中で、身体にもアプローチする方法を取り入れたいと思い、ヨガや瞑想を学ぶため留学。帰国後は、医療機関、教育機関等で発達障害や愛着障害の方を中心に認知行動療法やスキーマ療法等のカウンセリングを行いながら、マインドフルネスやヨガクラスの主催、ライターとして活動している。著書に『仕事・人間関係がラクになる「生きづらさの根っこ」の癒し方: セルフ・コンパッション42のワーク』(大和出版)がある。



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