管理栄養士が教える【おでんの効果的な食べ方】腸活やダイエットにもつながる具材の選び方って?

 管理栄養士が教える【おでんの効果的な食べ方】腸活やダイエットにもつながる具材の選び方って?
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松田 真紀
松田 真紀
2021-03-02

春は、花粉などのウイルスに苦しむ時期であり、それと同時に新生活がはじまる季節でもあり、実は胃腸に負担がかかる季節です。日中の寒暖差が激しいこの時期こそ、腸を温める「おでん」が活躍します。おでんは優秀な腸活、免疫力アップメニュー。もちろんダイエットにも◎。そこで、いつものおでんの具材選びが楽しくなるチョイスをご紹介。スーパー、コンビニの調理済みタイプでOKなのでぜひ取り入れて!

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おでんは「腸活&免疫力アップ」食材の宝庫

免疫力を下げないためにには、腸内を温めることが基本です。温かい出汁たっぷりのおでんは免疫力アップにつながる優秀メニューです。おでんの出汁に含まれるグルタミン酸、イノシン酸の旨味成分は食欲抑制にも働きます。油を使わない調理なので、遅い時間でも胃腸への負担軽減につながります。

また、おでんは、水溶性食物繊維が豊富な海藻類の昆布やこんにゃく、善玉菌の餌になるオリゴ糖を含む厚揚げやがんもどき、胃腸の消化を助ける大根やキャベツなど、まさに腸活食材の宝庫。これらの食材は消化の際に腸に負担をかける飽和脂肪酸が少ない、腸に優しい食材でもあります。

低糖質、低脂肪、高タンパクな具材が多いという点でロカボ ダイエットにも、もちろん有効。

そして、おでんはバリエーション豊富な具材が魅力です。そこで、具材選びが楽しくなる、目的別のチョイス法をご紹介しましょう。

基本の「腸活+α」の目的別オススメの食べ合わせをご紹介

「腸活+イライラ解消!冷え性予防」には「ロールキャベツ・焼き豆腐・イワシつみれ」

おでん
「腸活+イライラ解消!冷え性予防」には「ロールキャベツ・焼き豆腐・イワシつみれ」

キャベツは胃腸の消化を助けるビタミンUが豊富。キャベツの食物繊維が副交感神経を優位にし、リラックス効果でイライラを予防します。メンタルの鎮静にはロールキャベツの中のとりひき肉、焼き豆腐に含まれるトリプトファンが有効。幸せホルモンのセロトニンの原料です。イワシつみれのビタミンB12はセロトニン の合成を促進。また、イワシに豊富なビタミンEは血流促進させ、鶏肉、豆腐、イワシのタンパク質と一緒に摂取することでさらなる冷え性予防にも。厚揚げのカルシウムもイライラ予防に効果的。キャベツと一緒に食べると、ビタミンCで吸収率アップします。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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