【コロナ禍で増える危険】心の隙につけ入るカルトや悪質商法から身を守るためにできる3つのこと

 【コロナ禍で増える危険】心の隙につけ入るカルトや悪質商法から身を守るためにできる3つのこと
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石上友梨
石上友梨
2021-01-03

コロナ禍でカルトなどへの勧誘が増えていると聞きます。慢性的なストレス状態にいると、私たちは冷静な判断が難しくなったり、感情のままに衝動的に行動してしまったり、「いつもとは違う」状態になりやすいものです。コロナ禍が長引くことで、現在が「ストレス状態」だという認識は薄れ、慢性的なストレス状態が「日常化」しているかもしれません。コロナ禍を利用して、インターネットを利用した勧誘が増え、若年者の被害が増えているという情報もあります。心の隙につけ入られ、つらい被害を受けないためにも、今回の記事を参考にしてください。

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心の隙間に気づこう

コロナ禍の生活が日常化すると、自分が「ストレス状態である」「心に隙ができている」と気づかないのではないでしょうか。他者と直に接する機会が減り、対人関係のありようが変化している現在、他者との繋がりが薄れ「孤独感」を感じる方が増えていると思います。孤独感とは、「自分はひとりぼっちだという感覚」のことです。孤独感が高まると、世界中にはたくさんの人がいるはずなのに、自分たった一人だけが世界から切り離され、一人ぼっちのように感じてしまいます。また、コロナウイルスの終息が見えない不安や、感染に対する不安を感じている方も多いでしょう。このような「孤独感」「不安」を感じている時は、私たちの心に隙間ができやすい状態といえます。

漠然とした状況では「強い」言葉を求めてしまう

私たちは曖昧な状況が苦手です。漠然とした状況や答えが出ない状況は居心地が悪く、モヤモヤと落ち着きのなさや不快感を感じやすいでしょう。特に、「良い」「悪い」と二元的な判断をしやすい「白黒思考」を持っている方は苦しさが増すと思います。だからこそ、はっきりとした答えや強い言葉を求めてしまうのです。力強く明確なメッセージを発する人に魅力を感じやすく、それを信じることで不安な気持ちを鎮めようとしてしまします。そのメッセージの「正しさ」を客観的に分析するよりも、自分の安心のためにメッセージをそのまま受け入れてしまうかもしれません。また、分かりやすく共通の「敵」を作り出し攻撃することで、気持ちをコントロールしようとするかもしれません。しかしそれは問題のすり替えでしかないので、根本的な不安感は軽減されないでしょう。

心の隙に対する対処法

1.「感情」を自覚すること

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1.「感情」を自覚すること photo by Adobe Stock

まずは自覚することから始めます。不安な時は、「強い」メッセージに惹かれやすいと意識しましょう。自分は不安を感じている、孤独を感じていると気づき、受け入れましょう。自分の気持ちを抱えられるようになることは重要です。不安な感情は悪いものではありません。不安な時に何かに依存したくなるのは当然です。不安や孤独感など自分の感情を認めましょう。

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