アラフォー女性が知っておくべき酵素を活かす食生活法｜「酵素の力」を味方にしよう

体内で働く酵素の役目

体内のあらゆる生命活動において大切な働きを担っている「体内酵素」。
酵素を体内で生成する能力は20代前半をピークに、徐々に衰え40代ではその半分になるほど。脂っこいものがあんまり食べられなくなってきた・お酒が残る・太りやすくなる・肌の調子がイマイチ、などと歳を感じるのはそのせい。アラフォー女性が気になる、肌や髪の状態・体調・ダイエット・ホルモンバランス・体力・免疫力こういったこと全てに関わっています。
美容や健康のためには、酵素の力を知って食生活を変えて行く必要があるのです。

①よくお腹いっぱい食べている

②動物性タンパク質・脂質を多く食べている

③加工食品を食べている

④化学調味料・添加物・人工甘味料を摂っている

⑤火を通した食品を中心に食べている

こういったことに思い当たる方は、要注意。
体内酵素は摂取したものを消化・吸収する「消化酵素」として、体の組織の修復〜血液・細胞の修復やホルモン・神経の調整〜や有害物質の解毒を促す「代謝酵素」として使われます。
酵素をこの２つに分けて体内で使っているという状況です。もしも①〜④の場合、消化酵素ばかり使ってしまい消化・吸収に負担をかけることになるだけでなく代謝酵素につかえる量が少なくなってしまい、肌や髪の状態・体調・ダイエット・ホルモンバランス・体力・免疫力の低下につながります。
そしてもうひとつのポイントは体外から取り入れられる「食物酵素」。②〜⑤の場合、体外からも摂取できる食物の力である「食物酵素」を取り入れられていない状況になっているのです。
美容と健康のためには、良い栄養を摂取することも大切ですが、体内酵素を有効に使う食習慣に変えること・食物酵素を取り入れることがポイントとなってきます。

酵素の力を活かす２つのポイント

酵素の力を活かすことは、２つのポイントを注意しておくことから始められます。

生きた食品と発酵食品を取り入れる

新鮮で熱を加えすぎていない生きた食品や発酵食品から食物酵素を摂取しましょう。様々な食品には酵素が含まれていますが熱に弱いという点があります。
酵素を多く含む発酵食品も熱を加え過ぎぬことが大切です。例えばお味噌汁は、火を止め少し経ってから加えると良いでしょう。また加工食品・化学調味料・添加物・人工甘味料などに気をつけるだけでなく、精製されていない食品を選び酵素を摂取することが大切です。

腹八分目・六分目

楽しくて美味しいとついつい、お腹いっぱい食べてしまいます。また、ストレスが溜まっていてもお腹いっぱいに食べたり、だらだらと食べてしまうもの。美容や体調のためには、腹八分目・できれば六分目にしておくのが理想です。毎日毎食お腹いっぱいに食べるのではなく、「ハレの日とケの日」という風に贅沢をする日と日常の日をちゃんと分けて養生しましょう。食べ続ける日が続いてしまった時は、14時間ほど食事を控えるのも良いでしょう。

美容と健康を気遣うことは、視野を広げれば自分の命にとって大切なことです。年齢を重ねると共に変化する体内環境を理解して、自分に寄り添う毎日の食生活を送っていきましょう。

ライター／とみよし美里
女性専門トレーナー/ヨガ講師/食事療法士/官足法指導員。 日本最大手ヨガスタジオのプログラム開発、WEBコンテンツの製作、本、雑誌等、日本のヨガ業界に関わる。近年は女性をターゲットにした血流・代謝・排泄機能を改善する食養生と心身管理の方法論を追求している。妊娠、産後、更年期、ストレス、不眠、高血圧、自律神経失調、もの忘れなどのカリキュラム開発および指導者育成を行っている。

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